雨谷の庵

[0467] ドリルの素晴らしさ (2005/02/10)


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ドリルについてのFAQ。

Q.そもそもドリルとはなんですか?
A.ドリルとは、回転するものであり尖り続けるものであり突貫するものである。
  それは鋼のごとくに硬く、全てを貫き続けるためだけに存在するものである。

Q.ドリルはどのような場合に用いられるものですか?
A.ドリルは全てにおいて、貫く必要が生じたときに用いるべきである。

Q.なるほど。では、ドリルがあれば何でも貫けると貴方はおっしゃりたいわけですね。
A.その通り。ドリルは最強であり、貫けないものは存在しない。

Q.……ええと?ドリルが何故最強なのかが、よく分からないのですが。
A.それは愚問である。
  ドリルがドリルたる所以は、ドリルがありとあらゆるものを貫き通す、その存在原理
  そのものにある。即ち、貫き通すからこそドリルであり、それ以外のものを
  ドリルと呼ぶことは決してあってはならない。

Q.では、ドリルとドリルを対決させたとします。どちらが勝つのでしょうか?
A.もちろん、ドリルが勝つ。

Q.いえ、そうではなく。どちらのドリルが勝つのかお答え願えますか?
A.どちらのドリルという表現自体が恐ろしく不正確なそれでしかない。ドリルは
  ドリルなのであり、どちらのドリルであるかはこの場合非常に些細な違いに過ぎない。

Q.では質問を変えましょう。戦車のようなものに取り付けられた巨大なドリルと、
  そこら辺にありふれたハンドドリルとを対決させた場合……。
A.おいおい「戦車のようなものに取り付けられた巨大なドリル」だと?
  君はなんとも非常識なことを考え付くものだな。有り得ないだろうそんなもの。

Q.……貴方にそういうご指摘を頂くとは思いませんでしたが。
  ちなみに「矛盾」という言葉をご存知ですか?
A.矛(ほこ)と盾(たて)がどうかしたのかね。それらとドリルと、一体なんの関係が?

Q.いえ、ちょっと気になっただけです。それにこの場合は「矛矛」ですしね。
A.とにかくドリルは最強なのだ。ドリルに貫けないものは存在しない。

Q.ドリルの素晴らしさについては良く分かりました。では、私たちはどうすれば
  ドリルを手に入れることが出来るでしょうか。
A.それはとても簡単な相談だ。
  まず、硬い物質を入手することから始めなさい。その物質は硬ければ硬いほど良い。
  次にそれを鋭く尖らせるのだ。全ての衝撃がトンガリの一点に集中するように
  慎重に設計しなければならないのだが、とにかく尖っていなければ話は始まらない。

Q.硬い物質を尖らせるにはどうすればいいでしょうか。
A.恐らく、その作業を行うのに最も適した道具は、ドリルである。
  ドリルは全てを貫き、ありとあらゆるものを削り粉砕する。

Q.……ええと、今はそのドリルを手に入れる方法をお伺いしているわけなのですが。
A.もちろん分かっている。だから、そのドリルを手に入れるにはドリルを用いるのが
  最善であると言っているのだが?

Q.念のためにお聞きしますが「鶏と卵」のお話についてはご存知で?
A.鶏と卵がどうかしたのかね。それらとドリルと、一体なんの関係が?

Q.愚問でした。忘れてください。
  では、ドリルを手に入れたとします。私たちはそれをどうやって使えば良いのでしょう?
A.ドリルは回転させなければならない。逆に言えば、君たちはドリルを回転させるだけで良い。

Q.一般的に、ドリルを回転させるにはどのような方法を用いるべきでしょうか。
A.もちろん、君たち自身の手でぐるんぐるんと回しても良い。ただし、そのような軟弱な
  回転ではドリルの素晴らしさは半減してしまうだろう。ドリルの圧倒的な突貫力を
  体感したければ、君たちが入手し得る中でも最大なる回転をドリルに対して用いるべきと
  私は考えている。

Q.ええと、もしかしてその最大なる回転を与える方法というのは……。
A.もちろん、ドリルだ。この世の中にドリル以上に回転しているものは存在しない。
  従って、君たちが最もドリルに相応しい回転を君たちのドリルに与えたいと思うなら、
  ドリルを回転力の源として活用する以外には無いだろう。

Q.ちなみに、その回転力の源となるドリルは、どうやって回っているのでしょうか?
A.もちろん、そのドリルもまた、最高の回転を得たドリルであるから、その源もまた
  最高の回転源たるドリルの他には有り得ない。

Q.なんだか永久機関みたいな胡散臭さを感じるのは私だけでしょうか。
A.君はアフォか。永久機関なんぞ存在するわけが無いだろう。そんな非科学的なものと、
  ドリルのような実用具を一緒くたにして欲しくないものだな。

Q.なんだか私の頭の中がぐるぐるしてきました。
A.それは素晴らしい。君にもドリルの良さがようやく理解できたようだな。

Q.……もう、どうでも良いです。そろそろまとめをお願いできますか?
A.ドリルはドリルから生まれ、ドリルによって回り、ドリルとして全てを突貫する。
  諸君らにもよりよいドリルが共にあらんことを。

Q.以上、ドリルについてのFAQでした。ありがとうございました。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓