雨谷の庵

[0443] 妻の人の母乳 (2004/07/03)


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出産、その後。

予定日よりも半月ほど早く生まれた息子の人、身長49cm、体重2860g。
ちょっと小さめだが、今のところ健康にも特に問題が無いとのことでまずはこの無事の出産を
何がしかに感謝したいなぁと思う今日この頃。
いや、それよりもまずは妻の人の頑張りを讃えるべきなのかも。よく頑張った感動した。
を。そんな妻の人から早速何やらメール連絡が。
「乳首が擦り切れますた」
オーマイゴッド。

息子の人が生まれてから約3日目、妻の人の乳から母乳と呼ばれる液体が滲み出るようになった。
どうやら母乳というものは、出産後にならないと出ないものらしく、医者の話だと子宮が元に
戻るに従ってその量が増していくものらしい。
子宮を元の大きさに縮める働きをするホルモンが、母乳の分泌を促進するとかナントカかんとか。
まあ、別に理屈の方はどうでも良いが。
私たち夫婦はかねてから、出来れば母乳で育てたいと思っていたので、この母乳分泌は嬉しい
出来事であった。
出産直後に分泌される母乳は免疫となる成分が豊富で、乳児の健康には最適だという話もあるし。
ちなみにその現場にたまたま居合わせた妻の人の母の人も喜んでいたようである。
曰く「経済、経済。母乳なら安上がりだわよ。さあ出せ。そら出せ。もっと出せ」
どうやら、妻の人の母の人は別の観点から喜んでいる様子であった。

乳といえば、妻乳の履歴を以下に掲載しておこう。

--- 妻乳履歴 ---
2003/11 Under:62 Top:82 Cup:E
2003/12 Under:66 Top:82 Cup:D
2004/01 Under:65 Top:83 Cup:D
2004/02 Under:66 Top:83 Cup:D
2004/03 Under:70 Top:84 Cup:C
2004/04 Under:71 Top:85 Cup:C
2004/05 Under:73 Top:88 Cup:C
2004/06 Under:71 Top:89 Cup:D

最終的に、乳はトップ90cm 近くまで大きくなった。
妊娠10ヶ月目に入ると、胎児が出産に備えて下の方に移動し始めるので、アンダーバストは
若干細くなるという傾向があるらしい。
そのせいもあってか、出産直前にはカップがDに戻っている。
まあ、結局のところ乳の美しさはカップではなくアンダーとトップのバランスと形によって
分類されるべきものであるという認識を、この一連の計測の中で私は自説として持つに至って
しまったため、カップ自体はもうあまり気にならないのではあるが。
妊娠中の乳の変化はだいたい以下のようにまとめることが出来るだろう。

○妊娠初期(1〜4ヶ月目)
 乳腺が発達を始める。全体に硬くなり、触られると痛いらしい。
 妊婦はこの時期、乳を触られることをかなり嫌がるようになる。

○妊娠中期(5〜7ヶ月目)
 体重の増加に伴って乳房全体が丸みを帯び、重量が増す。
 ただしその変化はトップよりもアンダーの増加となって現れるため、カップは小さくなる。
 まだ、乳を触ると嫌がられる。

○妊娠後期(8〜10ヶ月目)
 お腹の急激な張り出しにより、アンダーが増える。
 乳房も大きくなり、トップも増加する。
 出産直前になるとお腹が下にさがるので、アンダーが若干減り逆にカップは増える。
 乳腺の発達もひと段落し、硬さが取れる。マッサージ開始の時期である。
 なお、乳を触るのはマッサージ目的のみに限られ、乱暴な扱いをすると怒られる。

妊娠初期はつわりの時期でもあるため、生活面および精神面でのケアが重要になる。
つわりの度合いが強い人だと、生理の時の心理状態が延々と3ヶ月も続くような感じだと
思って頂ければ良い。
妊娠中期は安定期と呼ばれる時期で、妊婦は心身ともに安定しているようだ。
精神面でのケアはさほど必要性を感じなかったが、体重の増え過ぎに対する警戒や、お腹の
大きさが目立ち始めることによる生活スタイルの変化からくる肉体的負担について、
こまやかな配慮が求められる時期だと言えるだろう。
妊娠後期、妊婦は肉体的な変化が急激なことと、それが及ぼす精神的な疲労でかなり
辛い思いをしているようだ。
妻の人の場合、涙もろくなったり脚が毎晩のように攣ったり、甘いものを無性に食べたく
なったり夜眠れなくなったりと様々に苦しんだようである。
最終盤は、夫との二人三脚で乗り切るしかないような感じがしないではない。

そうした変化を経て、ようやく子宝を授かるわけである。
実に感慨深い。
さて、しかし生まれてからがまた大変なのである。
母乳は出た。しかし十分ではない。
乳児が一度に飲む乳の量の目安は、生まれた日数×10g であるという。
つまり、生まれてから1日目は10g、2日目は20g といった感じでだんだんと量が増えて
いくのである。
しかし、その全てを母乳で賄えるかというと実はそうでもないらしい。
妻の人が毎日つけている授乳記録を盗み見る限りでは、一回当たりに妻の人の乳から分泌
される母乳の量はだいたい5g 〜20g 程度のようなのだ。
現在、息子の人は50g 超の乳を必要としているので、それでは足りないのである。
足りない分はどうするかというと、当然粉ミルクなどで補うことになる。
妻の人の母乳の出が悪いのかというと、そうでもないらしく、大抵の人は母乳とミルクとを
併用することが多いのだそうだ。
ミルクの無かった昔は、重湯などを飲ませていたらしい。人類の知恵である。

十分でない母乳、しかしそれも自然に分泌されるわけではない。
少しでも出を良くするために、出産後には乳のマッサージが欠かせないらしい。
マッサージと言えば聞こえは良いが、出産前のごくごくソフトなマッサージと異なり、
出産後のマッサージは言ってしまえば搾乳運動である。
乳を搾り出すのである。
当然妻の人もそのマッサージを看護婦さんにしてもらうわけであるが、話によると物凄い
力で乳首を締め上げられるという代物だそうである。
乳牛か何かになった気分だと、妻の人は涙ながらに語っていたりもする。
恐るべし産婦人科。そこは搾乳看護婦の恐怖が支配する領域なのである。

更に妻の人の受難は続く。
息子の人が要求する授乳回数は、今のところ1日平均で7回にものぼる。
その度毎に、息子の人は妻の人の乳首を物凄い勢いで吸い上げるらしいのである。
それはもう、搾乳看護婦のマッサージなど比べ物にすらならないほどの吸引力だそうである。
しかも息子の人は妻の人の母乳を吸い尽くしてもなお、容赦なく乳首を吸引し続けるのである。
かすっかすになった乳首は、強引な吸引力により、とうとう擦り剥けてしまった。
嗚呼、あの弾けるような乳首が擦り傷まみれに。
私の、私の愛する乳首が無残なことに。
ぼろぼろに吸い尽くされて使い物にならなくなる前に、私に吸わせてくれっ。

 妻「自分の乳首でも吸ってたまいよ」

いや、私のは毛とか生えてるし。
しょんぼり。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓