雨谷の庵

[0409] 車メーカーに対する好み (2004/01/31)


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車選びは人生に5回ほどしかない楽しみ。(多分)

さて、今回で車選び編はお終いにしたい。
まずは、頂いた意見をご紹介しよう。

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・安全性を考えるのであれば「輸出している車種」にしましょう。
(つぼかわ氏)

 これは予測というより提案だったわけですが、そういう観点もあるんだなぁということで。
 ちなみに調べたところ、私の購入した車種は輸出されていないものでした。
 ただ、軽自動車やスモールタイプはあまり輸出されないもののようなので、今回は考慮外でも
 良かったのかなぁとも思います。
 逆に考えれば、軽自動車やスモールタイプに限定した時点で安全性は二の次になっていると
 いうことになりそうです。あうあ。

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・ホンダのMOBILIOが良いかな。軽でいくとVAMOSの使い勝手は最高。
(龍成氏)

 ホンダなのではないかという予測ですね。
 ご自身の体験を元にした推奨提案でもあるようです。

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ということで、予測頂いた皆様に感謝の意を捧げたいと思う。ありがとうございました。
誰も予測してくれなかったらどうしようかと思ってたりもしたのだが、杞憂だったようである。
ちなみに前回、飯馬氏の予測について「何故にトヨタは除外なのでしょう?」と質問させて
頂いたのだが、そちらの回答は氏のサイトの方で「トヨタが嫌いだから」(意訳)という
非常に明快なお答えを頂いた。重ね重ね有り難い事である。
ていうか、正直皆様の意見を拝見させて頂いて思ったのだが、車を買う前にまず何かしら一筆
書き散らしておいて、それを参考にして購入車種を検討した方が良かったんじゃないかと
今更ながらに後悔してもいる次第である。次回はそうしよう。何年後かは分からないが。

さて、実のところ私にも国産車メーカーに対する好みというものがあって、嫌いな順に書くと
トヨタ、トヨタ、トヨタである。
嗚呼なんてことだ。要するにトヨタが嫌いなだけではないか。
それに対して好きなメーカーを順に書くと、ホンダ、日産、三菱である。
残りのスズキ、スバル、ダイハツ、マツダはどうでも良く、いすゞはさっきまで忘れていた。
ホンダはなんとなく技術志向なところが私のポリシー(無いけど)に沿っているし、車好きの
意見を聞くとだいたいが、ホンダを誉めることはあっても貶すことが無いので印象が良い。
日産はゴーンが社長になってからの経営姿勢のようなものが好きなだけで、車自体が良いのか
悪いのかはあまり良く分かっていない。
三菱は戦前の軍需産業の頃からの秘密技術が応用されているような誤解を私が胸に抱いて
いるから、個人的に好きなだけである。

一方のトヨタに対する私の印象は最悪である。
まず、経営方針とかそこら辺が非常に営業寄りというかなんというか、顧客本位と言えば聞こえが
良いのだとは思うが、そういうのは私はあまり好きではないのである。
プリウスとかの好調さとかを見ていると、技術開発投資の熱心さが伝わってきたりもするのだが、
私の環境問題観からするとああいった低公害車というのは小手先の解決策に思えて仕方が無いから
むしろ逆効果になっていたりもする。
そんな小手先の偽善に小金を払って「私は環境に配慮しているハイソサイエティでござい」という
チンケな自慢をするような態度が、ぶっちゃけ嫌いなのだ。
もっと他に金をかけるべきところはいくらでもあるんじゃねぇかと問い詰めたくなるのだ。
いや、でも燃費35km/l は凄いと思いますけどね。(←ここら辺が本音)

さて、そんな個人的な好みも考慮しつつ、メーカーを選ぶわけである。
メーカー選びとして私が次に考慮したのは、アフターサポートの受けやすさである。
なにしろ私たちは右も左も分からない自動車素人である。
何かのトラブルがあったときには車の代理店に駆け込んでしまうだろう。
ということは、アフターサポートを受けるであろう代理店が自宅近くに存在するか否かをメーカー
選びのポイントとした。
地図を舐め舐め代理店を探してみると、トヨタ、日産、ホンダの3つの代理店が近くにあることが
判明した。
特に日産は家から徒歩でも30分とかからない近場である。私の心の日産が急上昇である。
そうすると各所で評価の高い名車「マーチ」か、お洒落「キューブ」の2択だろうか。
嗚呼、どっちにしようかなぁ迷うなぁ……と、未来の私の車に思いを馳せていた時の事である。
「徳田っち、トヨタにしるっ!」
私の横から何の脈絡も無く、妻の人の言葉が飛び込んできたのである。
妻の人が言うにはこうである。
妻の人の妹の人の学生時代の知り合いに、トヨタの代理店で働いている未来ある若者がおり、
その彼から購入すれば妹の人の口利きで割引も効くし、アフターサービスもバッチリであると。
確かに全く見知らぬ人から買うのと、間接的であるとは言え知人繋がりの人から買うのとでは
サービスの受けやすさも違ってくるだろう。
また、なんと都合の良いことにその未来ある若者の勤め先は私たちの自宅から2番目に近い
トヨタの代理店なのであった。奇遇と言う他無い。
これは考慮してしかるべきであろう。

迷った時は、とりあえず二つの候補から話を聞いてみて、その感触を比較して決めるのが
一般的には無難な態度であると言えるだろう。
従って、私もそのようにしようかと思ってはいた。
まず、向かった先は妻の人の妹の人の知人の人の勤めているトヨタ代理店である。
見知らぬ人の元へ先に訪れるよりは、少しでも知り合いの居る方を優先して経験を積むというのは
常套手段であると思うし、また、妻の人の妹の人の顔を立てるという意味でも、まずはそちらを
先に検討したという既成事実が有効なのではないかと思ったからである。
「え、ええとですね。お客様の場合はプラッツが最も良いのではないかと……」
かなり緊張気味の口調で、その未来ある若者は私におずおずと提案するのであった。
「あ、はい。そ、そうなのですか。な、なるほど」
そして私もまた、何故かおどおどとした口調で受け答えするのであった。
我々二人の周囲を、何故か妻の人と妻の人の妹の人、そして更に妻の人の母の人と父の人とが
ぐるりと取り囲んで、話の一部始終を監視しているからである。
嗚呼、妻の人の実家の皆様。未来ある若者が怯えておりますです。そして私も。
衆目監視の元での緊迫したやり取り、それがいつしか私とその若者の間に無言ですら全てを
分かり合えるのではないかと錯覚しそうな程の共感が形成されたことは言うまでも無い。

ということで正解は「トヨタ プラッツ」である。
あまりにも予想外の結果で、今でも私が驚いている次第ではある。
ていうか、プラッツって。(←買うまでそんな車知らなかった)
いやまあ、走れば良いんですよ走れば。安かったし。(←ここら辺が本音)

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓