雨谷の庵

[0399] 妻の人の乳のサイズ (2003/12/18)


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いやまあ、ちょっと太っただけかと。

「さあ、乳を出したまへ」
私は鷹揚な態度で妻の人に向かってそのように命令を下すのであった。
いつもならば、そんな私に対して妻の人はもっきゃーもっきゃーと騒ぎ立てるべきところで
あろうが、今回の件は内容が内容だけに大人しく私の指示に従っているようである。
私は構えたメジャーを無造作に妻の人に密着させ、そのぐるりを巡らせて目盛りに集中した。
「むむっ。こ、これは!?」

結婚してから2ヶ月が経過した頃、その異常な状況にまず気づいたのは妻の人ではなくむしろ
私の方であった。
どうも、抱きしめた時の妻の人の体温が常日頃よりも高いのである。
妻の人は「風邪でも引いたかにょ〜」と、至極呑気ににょふにょふとした人生を送るべく、その
異常な状況を無視しようとしていたが、私がそんな曖昧な態度を許すはずもなかった。
すぐさまに市販の試薬を購入し、それをもって検査すべしと強く毅然とした態度でもって
命じたところ、妻の人もしぶしぶながら実施した次第である。
結果は陽性。妻の人は妊娠していた。

翌日、産婦人科を受診したところ、確かに妊娠しているとの確認を頂いた。
妊娠4週目、月で言えば妊娠2ヶ月目ということのようである。
既に妻の人が自分のサイトで、妊娠発覚の1週間後に撮った胎児の写真を公開しやがって
いるわけであるが、実のところこの時点ではまだ、受精卵が着床してから2週間くらいしか
経っておらず、胎児の写真とは言ってもそこにあるのは豆粒のような黒い影に過ぎないようだ。
ちなみに、妊娠の週数、月数の数え方であるが、妊娠する前の最終月経を第0週とし、
0〜3週が妊娠1ヶ月、4〜7週が妊娠2ヶ月……というようにカウントするらしい。
最終月経が0週であるから、受精卵となるべき卵子が排卵されるのは妊娠2週の初頭の辺り、
受精した後着床するのは3週の初頭辺りということになる。
この理屈で行くと「妊娠1週の処女」というものが存在する(最終月経の2週間後に初性交し、
それが受精・着床に繋がった場合、計算上の妊娠1週の時期、その人は処女だったことになる)
わけであるが、そんなことは別にどうでもいい雑談である。
ていうか、妊娠1週の処女というのは妊娠発覚後に計算してはじめて「ああ、そういう時期が
あったんだなぁ」と認識される仮想的な存在に過ぎないわけで、「この人、実は妊娠1週の
処女なんです!」とかなんとか発覚してしまうとかいうシチュエーションが有り得ない以上、
萌えの対象とはなり得ないから私としては興味の範疇ではない。
いや、萌えとかそういうのを気にしている時点で私もどうかしているのではあるが。

ところで妊娠妊娠とはいうものの、妊娠3ヶ月を経過するまでの期間はまだ不安定期と
呼ばれるべき期間であるらしい。
受精卵はこの時期にもりもりと分裂を繰り返し、五体の基本的な構造を徐々に成して行くわけで
あるが、その過程で遺伝子が正常に機能しない確率というものが10分の1程度はあると
いうことのようなのだ。
もしもその10分の1に該当した場合、それは流産という結果となって終了する。
しかも不安定期は、ホルモンバランスであるとか免疫であるとかが妊娠に適応するために
調整される期間でもあるようで、その変化に母体が馴染むまでは体調が芳しくないことに
なるようである。
いわゆる「つわり」と呼ばれる吐き気や、眠気・腰痛などといった様々な症状が、妊婦を
憂鬱にさせるのだ。
中には吐き気もなくけろっと毎日を送る不安定期の妊婦というものも存在するようではあるが。
妊娠4ヶ月以降はそうした状況も安定するようで、流産の可能性も低くなるという。

ということで、妊娠発覚したあともこの件については安定するまでしばらく伏せておこうと
ここには書かなかったのであるが、ようやく妻の人の体調も落ち着いて来たようなので二人で
示し合わせてネタにしている次第である。
というか、妻の人の場合吐き気と眠気が酷かった上に、一時は出血で自宅安静を言い渡されも
したりと、不安定期のデメリットで生活が散々だったため、妻の人自身のサイト更新も
ままならない状況ではあったのだ。
頑張って辛い時期を乗り切った妻の人に、私は賞賛の言葉を惜しまない所存である。感動した。

ところで、妊娠といえば気になるのはやはり乳であろう。
そう、アレだ。
いにしえから語り継がれている伝説によると、妊婦の乳は非常に大きくなるというもっぱらの
噂なのであるが、それはどこまで本当なのであろうか。
実際にその有様を目にした人々の証言は様々にあるが、それを定量的に計測し、記録し、考察し、
結論付けた例というのはあまり聞いたことが無い。
ならば私がその先鞭を付けようではないか。
これからの約1年間、私は妻の人の乳のサイズを計測し、記録し、公開することをここに誓おう。
ちなみに一口に乳のサイズと言ってもアンダーとトップとカップという三つの要素があるわけで
あるが、それらも包み隠さず公表することに躊躇しないと約束する。
願わくばこの私の小さな第一歩が、人類の英知の一部としてひっそりとした足跡とならんことを。
妊婦の乳ありさまについて悶々とした悩みを抱えているであろうありとあらゆる凡夫と、妊婦の
乳に対する何らかの確信を持てずに日々を送る慎ましい胸のご婦人方々に、この記録が福音と
ならんことを、祈るばかりである。<ならんだろ。

↓ささやかなる第一歩。
2003/11 Under:62 Top:82 Cup:E
2003/12 Under:66 Top:82 Cup:D

……カップ縮んどるやんけ。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓