雨谷の庵

[0325] 家族揃っての正月 (2003/01/06)


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あけましたからめでたいのか、めでたいからあけるというのか。

そんなどうでもいい事はそこら辺りにおいておくとしても、そもそもそろそろ新年ということの
様子で、実に喜ばしいことごとであるかのようでありました。良く分かりませんがおめでとう。
年末年始は友人知人と飲みまくったり、家族団欒でまったりと食いまくったりしたこともあって、
すっかりここの更新とか更新とか更新とかを疎かにないがしろにしてしまったような気も
しないでは無い訳ではありますが、まあ、そもそも年末年始のような国民的な長期休暇の時期に
あって雑文を更新しようなどという方が実のところダメなのではないかとも思ったりもして、
しかしながらそれでも同じダメなら更新しないよりは更新する方が少々ばかりは偉いかも
知れないなぁと思ってみたり思わなかったりとまあ今年もなんだか長々と下らん事を書き
散らし始めてしまっているようなそんな覚束ない足元をふらりふらりと眺めてみればそれはそれは
またどうやら訳の分からない文章であったことであるなぁと感慨もひとしおです。

 結論:更新もしないダメ人間は一番ダメ

それはともかく、新年ということのようであります。
新年といいましてもそもそもの由来からしてなにかしらの目出度き事々が突如に生じ来るという
訳ではもちろんありませんから、それは自ら「目出度き日」としての心構えをもって、目出度い
目出度いとはしゃぎ回らねばそもそもの由来からして何も起こることなく通通と過ぎ去って
しまいかねないとまあそんなていたらくではあるわけであります。
要するに目出度きものは即ち己の頭の中に生じるものであると。
目出度いのは頭であると、昔の人は良く言ったもので、それは鯛のお頭付きを目出度き場面場面で
食に上らせてみたりでありますとか「鰯の頭も信心から」といった諺があったりでありますとか、
要するに頭コレ即ち目出度きものであるとかねがね人類は看破してしまっている次第ではあります。
ただ注意しなければならんなぁと少々思ったりもするのは「目出度いことは頭から」という
言い回しをもし間違えて「目出度い頭」などと言い切ってしまいますと、これはまた別の意味に
なってしまうわけでありまして、どう言ったら良いのでしょうか、それはもうちょっと人として
アホウの分類に属してしまっている人々のことを揶揄してしまいかねない状況に陥るとかそういう
ちょっとばかり言及するに言葉を選ばねばならないことになったりならなかったりであります。
ちなみに私の頭が目出度いことになっているのは先刻ご承知のことと思いますので、この場を
借りて予めご注釈させて頂きたく思います。目出度くてすまん。

それはともかく、目出度い目出度いというそういう喧騒に包まれるためにはやはり人類の
一人一人が各々の努力と力量でもって自ら目出度いことを為さねばならない訳で、新年正月と
言えどもそれは特に例外と言うわけではないとまあ、こういうことを申し上げて参った次第で
あります。要するに前段はそれだけの内容をただずらずらと並べ立てているだけの、実に
アホウなことになっていると言い切ってもまあ良いということになりはしないかと心配です。
要約すれば私がアホウということです。

ということで、今年は自ら目出度いことを為すべく、家族揃っての正月とかいうものを演出して
みたりもしたわけでございます。
いやはや思い起こせばこうして家族揃って正月というのも実に数年ぶりで、前にこうして揃って
お雑煮を食べたというのは、遥か記憶の彼方に埋没しきっていたりもする次第です。
ええと、本当に何年振りなんだろう。
そう思って過去の雑文を読み返したりもしてみたのですが、どうも下らない事ばかりが書かれて
いて、今一つ把握できそうにありません。ここの文章は日記としては失格のようです。

そんな一家揃っての正月ですが、ここで母が恐ろしいものを私に手渡しました。<これが本題。

母「あんたの写真な、バラバラじゃったけぇ、揃えてアルバムにしてみたんじゃぁけぇど」

アルバム。ああ、恐ろしきアルバム。
以前にも書いたかも知れませんが、私は実に写真嫌いでありまして、写真に写る事を小さな頃から
極端に避けてきた人物であったりするのです。
実際、母の持参したアルバムにも、スナップ写真の類は小学生低学年の頃までのものが
ほとんどで、中学校高校大学時代のものはプレミアでもつくんじゃないかと思うほど希少なので
ありました。徹底しています。
ただ、そうは言っても学校で撮るクラスの集合写真に写らないわけにはいかないわけで、
それだけは毎年毎年の分がみちみちとファイリングされてしまっています。迂闊でした。
ただ問題なのは、そのクラスの集合写真の中のどれが私なのかが今一つ分からないという、
実に微妙なことになっているという点でしょうか。

私「これ、どれが私なんでしょうか?」
母「さあ?これじゃぁねぇじゃろうかとは思うんじゃぁけんどな…」

母ですら分からないようです。ダメ家族です。アルバムの意味がありません。
それだけでもまあ、小話程度のネタになってしまうのではありますが、そのアルバムには更に
恐ろしい罠が仕掛けられていたのでありました。
何と、小学校5年生の頃の私の体力測定の記録が、アルバムの一番後ろに封入されていたのです。

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反復とび   …1回目:39、2回目:39(男子平均:38.0)
垂直とび   …1回目:26、2回目:29(男子平均:35.2)
背筋力    …1回目:56、2回目:52(男子平均:58.0)
握力     …1回目:18、2回目:19(男子平均:18.3)
伏臥上体そらし…1回目:44、2回目:44(男子平均:45.8)
立位体前屈  …1回目:3、2回目:2(男子平均:7.8)
踏み台昇降運動…1回目:84.1(男子平均:70.5)
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どうでしょうこの成績。
なかなかのもの、というかまあ、普通ではないかと思います。
この結果などについて、そのテスト結果記録用紙には自分自身のコメントを書く欄があったり
する訳ですが、それを見た私はひっくりかえりました。ええ。

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○上の表の結果から反省してみましょう。

 こしにかんするものが、ほとんどわるい。
 からだがかたいらしい。

○では、これからどんなふうにして体力づくりをしていくつもりですか。

 からだを、やわらかくする。
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……ええと、なんでしょうこの妙に冷静なコメントは。
ていうか、これ私が書いたものなんですが、覚えてませんが、ちょっとどうかと思います。
からだをやわらかく…っつったって、一体どうするつもりだったのでしょう。
謎は深まるばかりですが、とりあえず次を見てみましょう。

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50m走    …1回目:10.1(男子平均:9.1)
走り幅とび   …1回目:244、2回目:271(男子平均:303)
ソフトボールなげ…1回目:23、2回目:24(男子平均:30.2)
斜め懸垂腕屈伸 …1回目:50(男子平均:30.6)
ジグザグドリブル…1回目:21.0、2回目:19.6(男子平均:19.9)
連続さか上がり …1回目:5(男子平均:4.4)
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なんか走るの遅かったんだなぁということが偲ばれるような惨憺たる結果ではあります。
それにしても斜め懸垂とか逆上がりとかは得意だったようですね。
さて、これにも例によって小学5年生の私の人によるコメントがついていました。

==============
○上の表の結果から反省してみましょう。

 とにかく、かたよりがある。
 きゃく力が、よわいらしい。

○では、これからどんなふうにして体力づくりをしていくつもりですか。

 あしを、おもに、きたえたい。
==============

きゃ、きゃく力ですか。
あしをおもにきたえるっていったい……と、ちょっと待ってくださいよ?
ははーん。そうですか。分かりました。
どうやら先ほどのコメントと合わせて考えると、どうも小学5年生の私の人は、この
測定結果のコメントを書くことが面倒であったのではないかと思うのです。
それが証拠に、一つ目のコメントと二つ目のコメントは、いずれも定型の文言に、
適当な理屈を当てはめて体裁を整えたような雰囲気が感じ取れるではありませんか。
いやはや、どうやらこの頃から、いい加減な文章を私は日々書き散らし続けていたようで
あるわけでありました。
それが再確認できただけでも、今回の母の努力の賜物であるアルバムに感謝せねばならんところ
かと思ったり思わなかったりとそういう次第ではあるわけです。さんきゅうまい母。
それにしても、三つ子の魂百までとはよく言ったものかも知れませんが、今の私が
こうしていい加減な人生を送りつつ、クソ下らない文章を撒き散らしている所以というものは、
実はこの頃から既に決定していたものの様なのでありました。

…って、ダメじゃん。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓