雨谷の庵

[0288] 在庫はまだあと数百枚 (2002/07/24)


[Home]
8/11(日)東地区S-44b。

イラストのようなものを描き始めたのは実は高校生くらいの頃からで、最初はTRPGでの
自キャラクターのイラスト欄のためにドワーフやらハーフリングやらエルフやらを専ら
描いていたりしていたような気がしないでもない。
TRPGというのはテーブルトークロールプレイングゲームの略で、無理やり日本語っぽく
訳すなら「卓演遊び」とでもなるだろうか。
まあ要するに、卓を複数人で囲んで、予め用意されたシナリオに沿って各人が己の役柄を
話術でもって互いに演じ合うという遊びなわけである。
コンピュータゲームにもRPGというジャンルがあるが、卓演遊びはその元となったものだと
思えばほぼ間違いない。
その卓演遊びを行うには、各々が演じる役柄、つまりそれがキャラクターというものな訳だが、
そのキャラクターの性格であるとか特技であるとかいったものを記した設定資料のようなものを
予め用意しておかなくてはいけない。
コンピュータRPGでいうとステータス画面がこれに相当するのだと思うが、大抵のTRPGの
場合、その設定資料(キャラクターシートとか呼ぶ)にはイラスト欄のようなものが
設けられていて、各々のプレイヤーは各々のキャラクターのイラストなりイメージ図なりを
思い思いにそこに描きこむことができるようになっていたという算段である。
私は何故かそのTRPGにおいて、爺臭いドワーフやら妙に理屈っぽいハーフリングやら、
やる気の全く無いエルフなどの人外キャラクターを担当することが多かったのだが、そういう
こともあって、私のイラスト人生の初期に描かれたものには人間で無いもの、妖精や妖怪のような
人物の図柄のものが非常に多かったりする。
ていうか、むしろ人間を描くのは苦手であったような気もしないでは無い。
大抵の場合、人間には髭も生えてなければ、耳も長く無かったからであろう。

普通のイラスト描きの方々が一般的にどういった由縁でイラスト人生をスタートさせるのかと
いうことについては寡聞にして分からないのであるが、少なくとも私のイラストとの関わりの
始めの理由というのは恐らく、少々個性的な物だったのではないかと思わないでは無い。
ちなみに知人のイラスト描きに聞いてみた所だと、柳某や垣ノ木某はマンガの模写から、その
イラスト人生を開始しているとのことであった。
そういえば垣ノ木某は幼い頃、何故か取り憑かれたかのようにキン肉マンの超人たちの絵を
落書き帖に描き続けていたようにも記憶している。
私に比べると、彼らの方が何百万倍も絵が上手いという事実(というか彼らはプロなわけだが)を
考えると、やはり何事もスタートというのは大事なのだなぁと思わざるを得ない。
ともかくそうして始まった私のイラスト人生であるが、その後は同人漫画を描き始めたり、
同人小説の挿絵を描いてみたりという感じで、結局一度もちゃんとした技法を学ぶことなく、
ひたすらいい加減なものを描き散らすばかりであったような気もしないでは無い。
考えてみればここで書いている文章にしても誰に習ったとかそういう訳では無く、単に間抜けな
人生を切り売りしているだけに過ぎないような気もしないでは無いから、結局のところ、私の
趣味の創作物というのはどれもこれも、素人の暇つぶしの域を出ることは無いのだろうという
風に個人的には考えていたりもする。
まあ、今更ここで強調するまでも無く当たり前の話ではあるが。

それはともかく。
そうした背景もあるのであろうとは思うのだが、独自独学の技術のみでもって描いているが故に、
私のイラストの絵柄はなかなか安定し無い。
例えば初期の頃と最近のイラストとを並べて見比べてみると、それらはまるで全くの別人の
描いたもののように見えるそうである。
これは何も初期の頃と最近、という極端な比較でなくても成り立つそうで、3年前のものと
1年前のものとを比べても、やはり全くの別人のイラストに見えることがあるそうである。
それだけイラストのための個人的な技量が向上しているとかそういう話であれば私としては
嬉しい限りなのではあるが、どうも話を詳しく聞いてみるとそういう事でも無い様である。
要するに、上手い下手という観点からすると1年前のものも3年前のものも当初の頃の
ドワーフの絵も、どれもこれも同じくらいらしいのであるが、それらの絵柄というか絵の
雰囲気というか、まあそういったようなものが全然関連性も無く違っているように見えるので
あるらしい。
そういった違いを本人が狙って描き分けているのかといえばやはりそんなことは全然無くて、
私としては至って普通にいつも同じ感覚で描いてきたつもりなのであるから、始末が悪いとか
そういうことになるのだそうである。

そんなこんなで日々絵柄の変わり続けている私のイラストではあるが、最近のものの傾向と
いうものも、一応ながら存在してはいるようである。
頭身の低い女の子のキャラクター。
どうやら、最近の私はそういったイラストしか描けなくなってしまっているようである。
つい先日も、某古参日記書きの方の愛しのチャッピーさんのイラストをぽてぽてと描き上げて
みたのであるが、チャッピーさんは妙齢の素敵な女性であるにも関わらず、描き上がった
イラストは何故にか3頭身のいかにもロリロリとしたキャラクターになってしまって
いた次第である。
描き上がったそのキャラクターを眺めてうんうんと頭を抱えながら、つらつらとこの
ロリロリっぷりの原因を考えてみたのであるが、どうやらこの絵柄、浜中某のそれに若干の
影響を受けてしまっているような気がしてならない。
昨年のちょうど今頃、ここで書いたことがあったと思うのであるが、昨年からつい最近にかけて、
私は同人ゲームというものを作っていたりした次第である。
ゲームとは言ってもシューティングだとかアクションだとか対戦格闘だとかといった類の
ものではなく、ただ単に女の子が3人出てきてお子様にはちょっとお見せ出来ないような、
人としてちょっとどうかと思われる場面満載のCGを見るためだけにくだらね〜文章をくどくど
読まされた挙句に色々と選択肢を選ばされるという例のアレ、といった感じのモノである。
そのゲームの作成過程で、私は文章を書いたりCGを彩色したりしていたわけだが、
そのCGの彩色という作業が、どうやら私のイラストの絵柄に影響を与えていたのではないかと
思ったりしていると、まあそういうわけである。
何しろCGの原画を描いていたのがあの恐怖のロリ絵師浜中某である。
その絵を塗っているだけであろうとも、絵柄の影響を受けてしまうのは当然かも知れない。
そう。
今の私の絵柄はちょっとロリロリしているかも知れないが、それは私がロリコンであるとか
ぷにぷに好きであるとかそういうことが理由な訳では決してなく、元々絵柄が安定して
いないところに、知り合いの濃い絵柄に影響を受けてしまった結果なのに違いないのである。
……って、私は一体誰に言い訳しているのだろう。

あ、そうだ。
書いたついでといってはちょっとどうかとも思うが、ここでこっそり、作ったゲームの
宣伝でもしておこう。

-------------------------------------------------------------------------------
サークル「しれ〜ぬ」贈るゲーム企画第一弾「GLoW」は、平凡な恋愛コメディです。
同人ならではの、何気にまとまりのないスタッフが細々と作ったりしています。
-------------------------------------------------------------------------------

……なんとなく全然宣伝になっていないような気もしないではないが、まあ、そこらへんの
ことは気にしないで頂きたい是非。
取りあえずこのGLoW、虎の穴やあきばお〜、メロンブックスといった業者の方で既に
委託頒布を開始していたりもする。虎の穴では通販も受付しているようだ。
あと、今年は夏コミにも受かったので、そこでもGLoWを頒布しようかと思っていたりもする。
何しろ在庫はまだあと数百枚残っていたりするし、損益分岐点までにはあと150枚以上
頒布しなければならなかったりもするし、ていうかそもそもなんで1000枚も作るか俺様とか
思ったり思わなかったり、だって1000枚作るのも500枚作るのもあまり値段変わらなかったしって
そういう問題でもないけど、いや実は洒落で作っただけだし、おいおい洒落で20万円以上
ドブに捨てたようなものかよ、ってそんな細かいことは気にしてはいけない。

ああ、ちなみに、押し入れ一杯にGLoWのCD-ROMが詰まっているのを彼女の人に見られたときには
実際の話、どう言い訳しようかと思いました。ごめんごめん、もうしません。

雨谷の庵は今日も雨。
< Back |List| Next >
管理者:徳田雨窓