雨谷の庵

[0268] 自分を妨害するのです (2002/04/30)


[Home]
お惚気雑文?そんな馬鹿な。

彼女が出来たのである。
ついこの間とうとう三十路を迎え、人間を三十年もやっていながら一度も恋人というものに
恵まれることのなかったこの駄目全開的属性種であるところの私のような人物に、
どういうわけか彼女が出来てしまったのである。
三十年間無彼女という文言は、なんだか書いていて自分で自分が情けなくなって来て
しまうような、そこはかとない哀しみに満ち満ちているようないないようなそんな気がするでも
しないでもまあ別段どちらでも構いはしないのであるが、ともかくどうしてこうなったか、
如何様にしてそのように突如として彼女が出来たのかという事は秘密である。
いや、書いてもいいのではあるが。
ただ、今現在この瞬間をもって下手にそういうネタを披露してしまうと、相手が良い感じに
ネタとして取り上げ、揚げ足を取られた挙句「もきもきぃ」と苛められかねないので
止めておこうと思ったりもする次第である。

はぁ?……ネタ?

そうなのである。
実はここで思い切り良く白状してしまうならば、彼女もまた私と同様、日々の細々とした
出来事を逐一駄文に書き綴っては自分の恥や身内の恥、更には赤の他人の恥までも全世界に
向けて晒し上げてしまう存在であるところの雑文書きであったりする訳なのである。
ええ、ええ。であるが故に、彼女もまた日々の生活の端々でネタを探してしまう癖があり、
そしてその癖はどうやら今現在私の雑文の中の冗談やら何やらにまで彼女のネタ探し根性を
向けさせてしまっている様子なのである。
例えば私が冗談で「ぷにぷに萌えぇっ」などと書こうものなら「じゃあ私のようなオトナの
女性は嫌いなのねもきぃ」と苛められるし、例えば私が冗談で「パンツ3枚しか持ってません」
などと書こうものなら「パンツをたまにしか換えないなんて不潔だわもきぃ」と苛められるし、
例えば私が冗談で「彼女ができたら雑文書かなくなるかもね」などと書こうものなら
「雑文書かなきゃ別れてやる自分を妨害するのですもきぃ」と苛められるという可能性が
あるわけである。
う〜む、大変だ。……嘘ですっ、大変だなんて微塵も思ってませんっ。ひぃ。

それはともかく。
ちなみに彼女と知り合ったのは雑文書きとのオフライン会合、略してオフ会という場であるので、
雑文書きの彼女が欲しい男性は、ばんばんオフ会に出向くと吉のようである。
ただし、オフ会にはたくさんの人がいるので、気に入った人との距離は測っておかねば
ならないということはここで申し述べておこう。
勿論、お気に入りの人以外とも積極的にお話すべきではある。
折角たくさんの人と楽しい時間を過ごししかもネタを拾うにはまさに絶好のチャンスを、
高々気になる異性の一人や二人の為だけに棒に振っているようでは、雑文書きとしては失格では
ないかと思ったりもする次第である。
まあ、そのときの私は酔いが回って寝潰れていたりしたので失格だったのであるが。ぐうぐう。
ともあれ最終的には後で相手のサイトの掲示板に書き込みするなりすれば良いのである。
って、今回たまたま上手く行っただけで、何を経験者面してとくとくと語っているのか徳田よ。

そんなこんなで彼女が出来た訳で、そうなるとやはり特に親しい知人には紹介しておかねば
ならない訳で、するってぇと今の今までの私があまりにも女っ気がなさ過ぎたということも
あって、彼等に驚かれたり驚かれたり驚かれたりしてしまうことになった訳である。

 浜中某曰く「それはネタか?」<違います
 垣ノ木某曰く「え?彼女?なにそれ?」<いわゆる恋人のことです
 谷川某曰く「まさか留守中にそんな事になっているなんてっ」<留守にし過ぎです
 柳某曰く「誰の彼女ですか?」<私のです

ちなみに雨谷の庵のもう一人のレギュラーメンバーであるところの桧山某は、現在遠方に
単身赴任中につき、まだこの事態については何も知らないでいるようだ。
それにしても皆一様に訳の解らない驚き方をするものである。
ま、わざわざ単なる知人に芸能ニュースの様な話題で盛り上がってもらう必要は皆無なので、
こんな所で許してもらう事にしようと思っている。
ていうか、どうも彼等にとって私の彼女のことなどどうでも良い事の一つに過ぎないらしく、
しつこく聞かれ続けているということもなくするりするりと日常に融け込みつつあるようだ。

さて話は変わるが実を言うと、私は彼女のサイトが大好きなのである。
彼女の書いた文章がサイトに新たに掲載されるのを、日々心待ちにしていたりするのである。
スピーディでぶっ飛んだ言い回しと「うみゅう」「むいむい」「もきもき」などといった
独特の擬音、そして何よりもいつも爆笑の父シリーズでの好キャラクター。
一応というか全くというか私は妙齢かつ奥手の男性であるからして、同じく妙齢な女性が
描き出す楽しげな日常風景が気にならない訳がない。
恐らく同様に、彼女の文章を楽しみにしつつ毎日を過ごしている方々も多いに違いない。
もしかすると、そういった人々が彼女に密かな想いを抱いていないとも限らないではないか。
彼等にしてみれば私はいわゆる邪魔者、馬に蹴られて何とやらのターゲットということに
なるのかも知れない。是は不味い。

ということで、ここは一つ私の人となりというものを彼女のファンの方々に御理解頂きつつ、
是非とも我々二人がお似合いのカップルであるという認識を深めて頂きたいと思ったり
する次第である。
幸い彼女のサイトには彼女自身の理想の男性像について書かれた文章があるので、それをもとに
私の人となりについて私自身の認識を書き記しておこうと思う。

-------------------------------------------------------------------------------
○身長172〜175(誤差は下が2センチ、上が3センチまで)

 私の身長は176cm。ばっちりである。

○体重50キロ台

 私の体重は54kg。やはりばっちりである。

○色が白い

 私は出無精な上にろくに運動もしないので真っ白である。

○毛深くない

 胸毛は右の乳首の周りに3本生えているだけである。

○頭の回転が速い

 自慢ではないが、首をぐるんぐるんと回すのは得意である。

○TRPGが何の略かわかる、むしろ、プレイ出来る

 TRPGは10年程昔、兄弟3人で毎日のようにプレイしていたものである。

○週に1冊以上本を読む

 ジャンプにマガジンにサンデー、最低週に3冊は読んでいるのでOKである。

○語彙が豊富

 かな漢字変換ソフトのお陰で知らない単語を意味もなく書き散すこともしばしばである。

○酔っても絡まない(おもしろければ良し)

 記憶が無いので詳しい事は知らないが、きっと大丈夫である。恐らく。多分。

○煙草は吸わない

 吸わないというより吸えないのでばっちりである。

○気が長い

 30年間も迂闊な人生を送ってしまう程に呑気である。

○生命の危機などの特殊な場合を除き、女子供年寄りに手をあげない

 手をあげるときはいつでも生命の危機なので予め御了承頂きたい。

○寄席、というものを知っていて、行ってもいいと思える

 基本的に落語などは好きである。

○イベント、というものを知っていて行っても良い、もしくはすでに行っている

 はっ。何故かこんなところにぷにぷに萌え萌えのエロ同人誌がっ。

○コスプレ、というものを知ってい理解がある、もしくは自分も参加可能

 かつてピカチューの着ぐるみで心斎橋商店街を掛け回ったのは内緒である。

○肌が綺麗に越した事は無い

 日中、滅多に外に出ないのでシミもソバカスも無かったりする。

○歩くのが嫌いではない

 私は自動車も自転車も持っていないので、歩かざるを得ない。

○パソコンが組み立てらる

 家には8台のパソコンが存在し、内5台は自作である。

○甘いものが食べられる

 むしろ甘い物は好きである。

○甘いものの為に行動するのが苦じゃない

 甘い物食べたさにクッキーを自作することもあるくらいである。

○食事が綺麗に取れる

 食後のお皿をぴかぴかになるまで舐めるのが得意である。

○暗闇に人を放置するのはいけないと思っている

 暗闇で放置された場合には歌を唄えばいいのである。

○納豆を勧めたりしない

 他人に勧めるくらいなら自分で全て食べてしまった方が良いに決まっているのである。

-------------------------------------------------------------------------------

どうやらここまでは合格のような気もしないではない。
しかし、ここから先の彼女の理想はちょっとばかり油断のならないものであったりする。

-------------------------------------------------------------------------------
○出来ればエルフ

 残念ながら人間である。

○さらに出来ればハイエルフ

 だから、人間なのである。

○魔法が使えると言う事が無い

 残念ながら魔力は皆無のようである

○金髪やプラチナブロンドにうっとり

 生粋の日本人であり真っ黒である。

○瞳が紫だったら最高

 生粋の日本人であり真っ黒である。

○実は敵役だったりする

 残念ながら恋人役である。

-------------------------------------------------------------------------------

う〜む。
どうやら彼女の理想と私の現実との間には少々微妙な違いが有るようである。
この先、二人の関係がどのようになっていくのかは分からないが、温かい目で見守って
頂ければ幸いである。
既に私の心の世間的には駄目カップルとして、何気ない冷たい視線を集めて
いるような気もしないではないが。
……って、駄目カップルだなんてそんなこと思ってませんてばっ。ほんとですっ。ひぃ。

雨谷の庵は今日も雨。
< Back |List| Next >
管理者:徳田雨窓