雨谷の庵

[0252] 闇に好かれ闇とともに (2002/03/05)


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誰か〜。誰も居ないのですか〜。

そもそもここ最近はめっきり春めいて、陽射しは最早冬の気配すら感じさせない風情を満喫して
居るわけであり、言ってみれば世間で語られているであろう言葉の一つの「光の春」なる季節が
既にして到来していると、というか既にその時期は過ぎ去っていると、そんな風にも
思っていたり思わなかったりと何かと曖昧なことばかりで申し訳ない次第ではある。
何気に私の文章が錯乱しつつあるのではないかという御指摘を甘んじて受けたいとは思うので
あるが、それにはちょっとした事情があるのでありそれをこれから説明しようとして
まずはその前に前振りを一つと思いながらもなかなかに筆の矛先がまとまり切れずにおたおたと
書き連ね続けてしまっているここ数行な事態をどうしろと。落ち着け徳田。

ともかく。
かようにも世間は光満ち溢れる季節柄であるにも関わらず、私は何故かまたもや暗闇に
包まれてしまっているのである。
暗闇である。暗闇なのだ。
先だって、先週の末くらいにも一度、お風呂場というちょっとした閉鎖的空間において私は
真っ暗闇とか呼ばれている現象に正面から立ち向かわざるを得なかったことをここに
書き散らしたばかりである。
あのときは結局自力で手探りという比較的原始的な手法を駆使することによって、辛くも
風呂場で人知れず一夜を明かしてしまうといった予測し得る最悪の結末の回避には成功した。
だったら最初から歌ったりしないでさっさと風呂から出れば良かったのではないかという
御指摘もあろうことかとは思うが、その当時の私の混乱ぶりを顧みるならば、そういった
ある意味冷静で的確な判断を期待することには少々の無理があると言わざるを得ない。
何しろ私はいつも寝ボケているようなものであるし、しかもその上、お風呂が好きなのだ。
誰も私を非難することなど出来ようはずもないことは、聖書の言葉に照らしてでさえも明白で
あることは恐らく御理解頂けるであろう。何をだ。
ちなみにその奇跡の脱出劇の後、同居の人々であるところの谷川某、浜中某に件の事態について
説明したところ、次のような答えが帰ってきた。

 谷川「なんで早く僕達の助けを呼ばないんですか」
 浜中「そうだぞ。言ってくれれば、すぐに電気を点けてやったのに」
 徳田「だからさっきから大声で、真っ暗だから助けてくれ〜って、歌ってただろ」
 谷川「そうか。さっきの歌声は助けを呼んでたんですね」
 浜中「それって、いつも歌ってるから区別付かねぇよ?」
 徳田「・・・・」

今度からは真っ暗になったらじっと黙ってることにしようと思う。
それもともかく。
前述したような酷い目に遭ったにも関わらず、私は再び暗闇に取り込まれてしまっている
ようなのである。
例によって科学的な考察をするならば、私の顔面に配置されている二球の生体
センサー(要するに目玉)はその受け取った光刺激を私の頭内に格納されている一対の
刺激伝達ターミナル(要するに脳味噌)に対して、それらを繋ぎ合わせる数本の
刺激伝達ライン(要するに視神経)を通じて常時送り続けてくる予定になっているのであるが、
どうもその仕組みは現在のところ何ら有効な役割を果たしていないようなのだ。
何気に先日書いたことと全く同じ文章に見えるかも知れないがそれは気のせいなので
いちいち過去の文章と見比べたりしてコピペハッケソとかいう訳の分からない手柄をもって
自分自身を褒めちゃったりしてはいけない。
ともかく、今の私の置かれている状況を端的に表現するならば、自分のチンコすらまともに
拝むことも出来ない有様だというのが妥当だろう。それは非常に困る。だから何でだ。

それにしてもである。
先だっての時は自宅という、ある意味も何も恐ろしく私的な空間での出来事であったが、
今現在私の脳味噌を悩ませて止まないこの目の前の暗闇というものは、実に会社という
どう見ても若干公的な場において発生している現象と成り果てているのである。
言わば、私は公衆の皆々が生真面目に会社活動に勤しんでいるさなか、何の因果かは
理解しかねるがどうやら一人だけ、そういった世相のもろもろから切り離され、
暗闇に沈みこんでしまっているとかそういうことになりそうなのである。
ちなみにもちろんこのサイトを御訪問頂いているような賢明なる読者の皆様方なら既にして
お分かりのこととは思うのであるが、先だっての時とは異なり、私は別段今お風呂場に
鎮座しているというわけではない。
そもそもウチの会社にはシャワー室といったような小洒落たものは無いわけで、そんな無粋な
会社のことであるから当然お風呂なんていう気の効いたものものも有りはしない。
以前から私は常々、会社にはすべからくお風呂を装備すべきであると主張して止まない人間の
一人を自負しないではないが、それでもそんなことに頓着してくれるようなお偉い人々と
いうのはまだまだ少数派であり、そもそも今後も多分少数派なのであろうと思ったりもする。
話が逸れたが、要するに私は会社の中の、お風呂場ではない別の場所でもって、
またもや暗闇に取り込まれるという事態に陥ってしまっているという訳である。
御理解頂けたであろうか。

今現在の私の状況をつぶさに御理解頂けたことと思うので、改めて話題を暗闇に戻すとしよう。
そもそも、この私に何故このように頻繁に暗闇が付きまとうのかということについて、
一度じっくりと考えなければならないのかも知れない。
そういえば人間は生まれてくる前は母体中に在るわけでそれはつまり暗闇の中に生じたとも
言えなくもないから、人間は本来暗闇を根源とする存在と言ってもいいのだろう
だがそれはこの際関係無い。なら書くなよ。
今考えなければならないのは私が、私だけが何故にどうしてこういった暗闇に好かれ
まくるようなことになってしまっているかということに対する、世界の仕組みの解明であろう。
はっ。もしかすると、実は私は暗闇属性の人間だったのだろうか。
時々ムー大陸だとかアトランティスだとかの前世を持つ人々が居るように、私もまたそうした
眷属の別種の部類に属していたのかも知れない。これは大発見だ。
ということは、こうして闇に好かれ闇とともに人生を歩いているような気がするのも実は
私がそうした前世的な宿命を負っているからこそであり、そもそも私と暗闇は一心同体、
もっと派手に結論を急ぐならば今後私は闇の貴公子とでも名乗ってしまっちゃったりして
そのまま勢い余って世界征服してしまった暁には闇の大魔王様とか呼ばれつつ、地球人類
数十億愚民から崇め奉られてしまうのかも知れない。わははははは。
そして、地球に暗黒の時代が訪れるのである。

・・・はっ。
ああ、要らぬ妄想でそもそも無駄な人生をまたもや無駄に浪費してしまった。
こういう妙な妄想は危ない奴と勘違いされかねないから止めておこう。<手遅れです。
それにしても誰だよ人がウンチしている最中に便所の電気消しちゃった奴は。しくしく。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓