雨谷の庵

[0208] お前は人間失格だ (2001/11/08)


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観察されるのだ。

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某月某日(水)

職安から秋葉を回って、帰ったのは20時くらい。
徳田君はもう帰って来ている様だ。部屋に閉じこもって何かやっている。
そうか。今日は水曜日か。アニメ三昧の日だな。昨夜の深夜アニメを含めて計6本。
多分、ビデオに録画していたものを今見ているんだろう。
ちっちゃな雪使いシュガーとスクライドはあとで見せてもらうとするか。
それはともかく、メシだメシ。何か無いのか。
・・・何も無いな。ご飯、取りあえず炊いておこう。

22時くらいに、徳田君がもそもそと部屋から出て来た。
やはりアニメを見ていたらしい。
水曜日はアニメが多くていかんいかんとぼやいている。なら減らせよ。
徳田君もメシはまだらしく、何か作り始めた。
冷凍庫から何か出してるな。何それ?

徳田「フグ」

へえ。フグっすか。そりゃ珍しいもん持ってんじゃねぇか。
そうか。谷川師匠の実家から送ってきた奴ね。奴の実家は魚屋だからな。
白菜とネギとエノキと一緒に、フグを煮る。フグ鍋か?
鍋を二人で囲んで食べることしばし。あ〜、うめぇ。さんきゅう谷川。
そう言えば谷川は?

徳田「出張中。明日帰ってくるって」

あいつ、最近出張ばかりだな。仕事熱心なことで。
鍋を一通り食べ終わったところで、徳田君は何やらお酒のようなものを
冷蔵庫から取り出している。
と、それと一緒にオレンジジュースも取り出している。どうするんだそれ。

徳田「焼酎をオレンジジュースで割ると美味しい」

ああ、そうですか。勝手にして下さい。
ちなみに俺はお酒飲めない体質なので遠慮しときます。独りで飲んでください。
徳田君はそのまま自分の部屋に引っ込んだ。ちびちび飲んでいるのだろうか。
俺はしばらく、自室でネット三昧。
徳田君の趣味でウチにはLANが組んであるので、ADSL経由でインターネット
使い放題。暇つぶしにはちょうどいい。
徳田君は深夜過ぎてもごそごそと何かやっているようだ。
2時を過ぎているから、ヘルシングでも見ているのかも知れない。
と、思ったら部屋から出てきた。
我が愛機Nintendo64の前に座って、スイッチを入れている。
あ。カスタムロボだ。もしかして遊ぶつもりなのか。
結構やり込んでいるな。ロボットの操作が緻密だ。
でも、お酒は半分無くなってるんですが。焼酎なのに。
そういえばどことなく体がふらふらしてるんですけど、意識は大丈夫なのか?
まあいいや。俺はもう寝るし。

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某月某日(木)

目が覚めたのは11時過ぎ。職安にでも行ってみるか。
昼メシはどっか外で食べればいいか。
それにしても、どうも徳田君の部屋からなんとなく人の居る気配がするが、
もしかしてまだ寝ているんだろうか。今日、平日だろ。会社はどうなってるんだ。
昨日あれだけ夜更かししていたしな。寝坊したのか?起した方がいいのか?
まあいいや。知らん知らん。勝手にしろやごるぁ。

職安ではいくつか実際に話を聴いてみたりしたが、イマイチ。
まあいいや。あんまり急いで就職するつもりもないし。実家が五月蝿いけど。
今日は池袋をふらふらと回ってから帰る。18時。
帰ってみると、徳田君の部屋から音がしている。
居るのか?時間的にはまだ会社に居るはずだが。
時間帯からすると、どうやらフルーツバスケットを見ているらしい。
フルバが終わると、部屋からもそもそと出てきた。
会社はどうしたのかと聴くと、休んだと言う。

徳田「寝坊したわけじゃないんだよ。一応風邪ということで」

風邪、ねえ。
なんでも一応熱があるとか。なんだよ一応って。
って、なんでお酒飲み始めてるんだよ!?

徳田「酒は百薬の長だし」

そういう問題じゃないような気がするけどって、もう飲んでるし。
あ〜あ。まあいいか。俺、他人だし。
病人は早く寝ろよと言いたいところが、今日もまたなんか深夜になっても
ごそごそという音がする。1時過ぎてるし、ココロ図書館でも見てるのかも。
あ。出てきた。また、カスタムロボやり始めてる。
昨日の続きからなのか?裏の闘技場に突入してるし。
まあいいや。俺には関係無いし。寝るか。

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某月某日(金)

9時頃に、徳田君の声で目が覚めた。
どうやら会社に電話で連絡入れているようだ。

徳田「ええ。はい・・・すみません。今日もちょっと体調が悪くて」

休むのか。今日もサボリなのか。
俺が部屋から顔を出すと、寝ボケた顔でおはようとか言っている。
あ。自分の部屋に戻ってる。おやすみなさいとか言ってる。寝るのか。
まあいいや。放っとこう。
そう言えば谷川の奴が居ないな。まだ帰ってきていないのか?

いつも通り職安行って、今日はそのまま帰ってきた。
徳田君はまだ寝ているようだ。本当に風邪なのかも知れない。
適当にメシ食ってまったりとネット。
と思ったら、22時過ぎに谷川が帰ってきた。おひさしぶり。
徳田君も起き出してきた。しばらく三人で歓談。
深夜過ぎ、谷川は疲れたとか言って部屋に。
そのまま電気が消えたところを見ると、速攻で寝たのだろう。お疲れ様だ。
俺も部屋に戻って読書。徳田はやっぱりカスタムロボを始めた。

徳田「あれ?なにこれ?」

と、徳田の素っ頓狂な声がする。
どうも彼の覚えているシナリオの続きとは違う展開になっているらしい。
聞けば、彼のカスタムロボの記憶は、火曜日の時点で止まっている。
つまり、水曜日と木曜日、徳田君はカスタムロボをした覚えが無いということだ。

徳田「う〜ん。そうかぁ。昨日とか、一応進めてたんだな〜」

俺としては記憶が飛んだままゲームをする君の人格が理解できねぇし。
まあいいか、とかお気楽なことを言いながらゲームを始める徳田君。
と、3戦を闘ったところでゲーム終了。回るスタッフロール。

徳田「なんか終わっちゃってるし」

というかそのセーブデータ、ラストファイト前の最後のセーブポイントの奴やんけ。
ということは恐らく、彼は昨夜の内にクリアしてしまっていたのだろう。
しかもそれを覚えていないと。馬鹿過ぎる。
取りあえず俺は呆れて寝た。

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某月某日(土)

午後、カニが宅急便で届く。北海道から桧山の野郎が送ってきたらしい。
足も含めると30cmは超えるか?とにかくでかいカニだ。
ていうか、北海道に新婚旅行に行ってるって?何様だよ桧山。
ということで午後は急遽カニ鍋決定。谷川がいそいそとカニを捌き始める。
徳田君はうどんを打ち始めた。鍋に入れるつもりか。
そうこうしていると、垣ノ木君登場。なんという都合の良さ。天才か垣ノ木。
ということで垣ノ木君を加えて4人でカニ鍋。

俺  「う、ウマーっ!」
徳田 「ウマーっ!」
谷川 「ウマ過ぎっ!」
垣ノ木「うまいっすね」

とんでもなく美味しかったです。>カニ。
4人で桧山様のご成婚を心底から祝いましたとも。ええ。もちろん。
徳田君お手製の手打ちうどんは別途茹でて、ぶっかけで食べる。
やはりうどんはぶっかけ以外は不可だな。ちなみにうどんの出来はまあまあ。

そのあとは各自まったりと過ごす。俺はカスミンを録画しながら鑑賞。カスミ〜ン。
徳田君は垣ノ木君と酒を酌み交わしている。良く飲む奴だ。
23時くらいに垣ノ木君帰宅。
彼を送って行った徳田君、何故かお酒を抱えて帰って来た。

徳田「飲むぞ。お前等も飲め」

すっかり出来あがっとるやんけ。
かなり目が恐ろしいことになっているので逆らわないことにする。
ちなみに谷川も俺と同じでお酒の飲めない体質。二人で350mlのビールを
分け合って、ちびちびと飲む。
徳田君は独りで焼酎をガンガン飲んでいる。既に垣ノ木君と飲んでるし、
カニ鍋開始からかなり時間経ってるし、もう相当にヤバイんじゃないかと思うが、
止まる気配が無い。
取りあえず谷川はフルバのビデオを回し始める。出張中のを見るらしい。
3人、大ウケ。今週のフルバは面白過ぎる。デンパサイコー。王子万歳。
一通り見終わった後、徳田君がカスタムロボを始めた。
谷川と対戦するらしい。二人でお互いにロボットの装備を選んでいる。

徳田「俺はこの装備で負けたことがないっ!」

高らかに宣言する徳田君。
しかし、酔ってるんだろうな。あっさりと谷川に負ける。
再びごちゃごちゃと装備を変える徳田君。

徳田「俺はこの装備で負けたことがないっ!」

またもや高らかに宣言する徳田君。しかもあっさり負けるし。
そのうち谷川が部屋に戻る。とばっちりを食うのは嫌なので俺も部屋へ。
徳田君はどうもフルバをもう一度見ているようだ。ゲラゲラと笑っている。
って、おいおい、さらにもう一回見始めてるよ。3回目だよ。
何考えているんだか。俺には理解できねぇ。

ん?静かになったな。寝たのか徳田君。
ということで俺は心置きなくネット三昧。あ〜。快適。

ドカッ!

うお。なんだなんだ?今、なんか物凄い音、しなかった?
慌てて部屋から様子を確認。徳田君の姿が無い。彼の部屋にも、居ない。
ちょっと怖くなったので彼を探してみる。
ベランダにはいない。さすがに今日は寒いからここで寝たりはしないだろう。
玄関。居た居た。なんか、玄関に寝転んでいる徳田君。
・・・まあ、いいか。死ぬ訳でなし、放っておこう。
取りあえず俺も、その後寝た。

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某月某日(日)

コメットさんを見るために朝9時起床。コメットさ〜ん。
ちなみに徳田は13時頃に起き出して来た。かなり二日酔いっぽい。

徳田「う〜。なんで俺、玄関で寝てたの〜?」
俺 「てめぇが自分でそこで寝たんだよ。覚えて無いのか?」
徳田「う〜ん。知らない〜」
俺 「じゃあ昨日のことも覚えて無いのか?」
徳田「覚えてるよ〜。垣ノ木が帰るところくらいまでは」
俺 「そのあと、フルバ見たよな?酒飲みながら」
徳田「へ〜。そうなの?」
俺 「お前、3回見てたんだぞ」
徳田「何それ〜。馬鹿じゃん」
俺 「お前がな。それと、カスタムロボやったことも覚えて無いのか?」
徳田「全然知らない〜」

お前は人間失格だ。

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とまあこんな生活を送っているらしいです。聞いた話なんですけどね。
まあ、その・・・ごめんごめん。>浜中に私信。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓