雨谷の庵

[0174] マスコットの存在意義 (2001/08/02)


[Home]
実は実話。

実に唐突な話で申し訳無いのであるが、今日はマスコットキャラクターと
いうものについて考えてみたい。
マスコットである。
マスカットではない。<それは葡萄。
パスカットでもない。<サッカー?
バスケットではもちろんない。<もうええっちゅうねん。
バスジャックだとちょっと嫌かも。<それは離れ過ぎ。

それはともかく。
私は今何かと困惑を隠せないでいたりするから世間というものは油断がならない。
何に困惑しているのかというと、今私の目の前に鎮座していたりするものが原因なのである。
あひるである。
あひるなのである。
あひるのぬいぐるみだったりするわけなのである。
なんでこんなモノが私の仕事机の上に置かれているのであろうか。
謎だ。
誰だこんなケッタイなものを置いたヤツは。
そいつが何を考えてこういう所業に及んだのかを考えるのは結構楽しい作業なのかも
知れないが、今の私はそんなことに興じてしまうほど暇なわけではない。
いや、ホントは暇なのであるが、話の筋としてここはいっちょ忙しいということで一つ。
ともかく。
忙しくて忙しくていまにも死にそうな私のこのちょっと散らかった、いやいやまあその
少し散らかり過ぎた、嘘ですかなり散らかりまくってますごめんなさい的な私の机の上に、
あひるのぬいぐるみが置いてあるのである。
どきたまへ。
小さくそう囁いてもみたが、そのあひるは一向に私の言を受け入れるようではなさそうだ。
かなり頑固なあひるであると言わざるを得ない。<違うだろ。

「ああそれ?客先から貰ったからあげる」

このような証言を提出したのは課長である。

「君にぴったりだと思って」

なんでだよ。
あひるにぴったりなヤツに関する人間的属性については何かと異論も挟みたいところであるが、
どうもこのあひる、つまるところお客様である某生命保険会社のマスコットキャラクターで
あるらしい。
つまりは付き合いでしぶしぶ貰ってきたわけですね課長。それを私に押しつけたと。
それにしても首を傾げたくなるのはその客先である。
なぜに、あひる?
ということでちょっと調べてみた。
こんなことでも全力を尽くしてしまう当たり、私が如何に暇・・・もとい、忙し過ぎるかが
推し量られようというものである。
それはともかく。
何気に調べた結果、あひるの鳴き声にその某社の社名が似ていることから、このマスコットが
採用されたものであるらしい。
しかもこのあひるのぬいぐるみ、背中を強く押すと鳴き声を発するとも書いてある。
早速押してみようぽちっとな。
おお。確かに某生命保険会社の社名を、連呼するであるな。
それがあひるの鳴き声に似ているかどうかはまた別の話だが。

とまあこの某社の例にも有るように、マスコットキャラクターというものが世の中にはある。
某社のあひるというセンスの良し悪しはともかく、マスコットの存在意義はその親しみ易さで
あると言っても過言ではないだろう。
黒猫やぞうさんをマスコットとしている引越し業者や、デジコや虎娘をマスコットとして
売りだし中のアニメグッズ販売業者などの例を見ても、ターゲットとしている市場に
対して最大限媚を売りまくったようなキャラクターをもってマスコットとして採用している
のであろうし、またそうすべきであろうことは想像に固くない。

ところで。
私が常々疑問に思っているものに、Javaという言語のマスコットがある。
名はデュークというものであるらしい。
プログラミングの解説書などで時たま紹介されているサンプルプログラムで、この
デュークを見かけたことの有る方もいるのだろうと思うのであるがどうだろうか。
このキャラクター、見た目は三角形の白黒おにぎりのような風体で、真っ赤なお鼻が
チャーミングなナイスガイ・・・って、全然可愛くないのだこれが。
なんだかうにょうにょ動くし。
こういう不気味な物体をマスコットに選ぶアメリカンな人々の神経というものが、
私には今一つよく分からないでいるとかそういう次第なのである。
Javaの普及を目指すのなら、もっと可愛いキャラクターの方が良いのでは?と思うのは
私だけではないはずだ。
例えばLinuxは可愛いペンギンがマスコットである。くりくりおめめが愛らしい。
例えばFreeBSDは可愛いデーモン君がマスコットである。とんがり尻尾がプリティだ。
例えばWindowsは可愛いビルゲイツがマスコットである・・・これは可愛くないか。
そもそもプログラマという職業の人々はマニアな嗜好をもつことで、私の心の中の巷では
特に有名だったりするのだが、そこら辺の実体にも即したマスコット選定をすべきでは
ないかと私は主張する者の一人である。
例えばこんなマスコットだったらいいのではないかと思うのであるがどうであろうか。

・可愛い女の子である。
・しかも10歳くらいである。
・もちろんぷにぷにである。
・台詞の語尾は必ず「〜じゃば」である。
・なんか頭に被りものをしているのである。
・ちょっとドジだったりするのである。
・魔法で変身とかすればもう完璧。

どうだろうか。
貴方もそんなマスコットが欲しくなってきたのではないだろうか。
仮にそのキャラクターを「じゃばこ」と呼称しよう。
さて、次に我々が行なわなければならないことは、このじゃばこを広く世間一般に
知らしめることであろう。
やはりマスコットたるもの、認知度の高さをもって良しとせねばなるまい。
例えばこんな具合である。

・じゃばこのイラストを描くのである。
・それをWebで公開するのである。
・ついでだからじゃばこの公式サイトも作るのである。
・それをあちこちで宣伝するのである。
・独自ドメインjavaco.orgを取得してしまったりもするのである。
・じゃばこの同人誌も作るのである。
・もちろんX指定がいやんいやんなのである。
・更にじゃばこの歌も作ってしまうのである。
・そしてその曲で踊るのである。
・しかもその踊りはパラパラなのである。
・踊るときはもちろんじゃばこのコスプレをするのである。

そしてゆくゆくはデュークを駆逐し、じゃばこが世界を平和のうちに治めるであろう。
じゃばこの世界平和への道は、始まったばかりじゃば。

雨谷の庵は今日も雨じゃば。
< Back |List| Next >
管理者:徳田雨窓