雨谷の庵

[0171] 見所満載の野党4党 (2001/07/19)


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いやいや、むしろ野次馬雑文でしょう。

さあて。いよいよ選挙なのであります。
ナニが選挙かって、参議院が選挙だったりするわけなのです。
これは大変なことなわけです。
ナニが大変かっていうと、何しろ参議院は国会とかいうわけだからそれはもう
当然大変なわけで、タコもタクシーも参議院参議院と騒ぐから夜も眠れない
ありさまなのです。もちろんウソ。

とまあ前回とおんなじノリで始まってしまいました「政党別参議院選挙の楽しみ方2001」。
今回は前回の与党編に続けて、野党編です。
見所満載の野党4党。
それでは行ってみましょう。

[現在の参議院の勢力分布]

 自由民主党  114
 公明党    24 138
 ------------ ---
 民主党    58
 共産党    23
 社民党    13
 無所属の会   6
 自由党     5
 二院ク・自連  3
 さきがけ    2 110
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 (所属なし)  3

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[民主党]

自由民主党を離党した者、社会党から合流した者などなど、反自民の旗の下に
結集した気鋭の野党最大勢力。政権党への不満を吸収する立場にあり、
特に自由民主党の支持率が低い場合には高い伸び率を見せる。
支持基盤としては都市部やサラリーマン世帯を狙っているが、党の歴史が浅いゆえに
それも実は流動的で、結局のところ無党派層の票頼みな部分がある。
ただ、党のトップは地元に確固たる支持基盤を持っており、ここら辺が民主党の
真の強みと言えるかも知れない。

○選挙前

そもそも同党は選挙時に構造改革の断行を掲げることが多かったのだが、今回は
それを自由民主党がやっているので、かなり苦労しているようだ。
自由民主党との主張の違いをどう強調するのかが焦点になってくるだろう。

○開票中

開票中の民主党はかなり面白いことで有名である。もともと都市部で強いため、
比例区での確定が遅いのである。選挙区枠でも激戦を演じることが多く、
深夜遅くまで当確がでないところでは民主党の候補が頑張っていると見て
ほぼ間違い無い。野党最大勢力ということもあり、民主党の動向は色々と
影響があるので、関係者のハラハラドキドキぶりはかなり必見である。

○選挙後

選挙後の同党の見所は何と言っても選挙の捉え方だろう。今回は自由民主党の
大勝が予想されるだけに、言い訳に終始するのか、それとも別の着眼点を
強調するのか、いまから興味が尽きない。
もし同党も含めた野党側が大敗を喫した場合には、党首交替や野党合流の動きも
有り得るので、選挙後の同党からはしばらく目が離せないだろう。初心者も必見。

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[共産党]

現存する政党の中では最も長い歴史を持ち、かつ近代政党として孤高の道を歩み続ける
自主独立の政党。資本主義国下で共産主義を掲げる政党としては世界でも類を
見ない規模を誇り、唯一2chに専門板が立つくらい目立つ存在である。
支持基盤は主に自営業やブルーカラーで、彼等の比率の多い都市部には堅固な組織を
有している。
今回は同党に対してかなりの逆風が吹いているが、どこまで現存勢力を温存できるかが
勝負どころとなっている。

○選挙前

同党の特徴はその訓練された語り口にあると言っても過言ではない。
まるで金太郎飴ででもあるかのように、全ての候補者が全く同じ主張をしかも同じ
口調で繰返すその風景は、まさに圧巻である。初心者必見。
今回は構造改革に反対の立場を取ることで独自色を出す作戦らしい。

○開票中

同党の特徴は何と言っても、最後まで当確の出ないそのもどかしさにある。
民主党と同じく都市部で強いためである。ちなみに都市部の票は数が多いので
集計に時間がかかるのだ。
同党は恐らく比例代表枠でのみの議席獲得となるのではないかと予想されているが、
伝統的に強い地域での現有確保も注目である。

○選挙後

与野党の中で、選挙後見ていてもっとも面白いのが同党である。
極めつけは他党による選挙妨害(謀略)発言で、これを見ずに選挙を語るコトは
出来ない。今回は同党の大敗が予想されるだけに、どんな主張を行なうのか
今から楽しみで仕方が無い。事実かどうかはともかく、初心者必見は間違いない。

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[社民党]

かつては最大野党として自由民主党と2大勢力を形成していた社会党の、
その中でも特に忠誠心の高かった人々の手による温故知新の党。
現在は女性のための政治という論点を主軸にマドンナ戦略を展開している。
かつての支持基盤は組合であったが、組合の弱体化に伴い、現在では主婦層に
その軸足を移している。
次第に勢力を失いつつある同党であるが、比例代表枠での議席確保を目指して
死力を振り絞ってくるものと思われる。

○選挙前

同党のマドンナ戦略からくる、各候補の発言に注目したいところである。
女性の立場からの政策を主張してくるものと思われるが、それと同党のもう一つの
柱である護憲とをどのように関連付けるかが見所かもしれない。

○開票中

同党の議席は比例代表枠のみになるのではないかと予想できる。その比例代表枠も、
先日の都議選を見る限りでは現有数を下回りかねない。
深夜までじりじりと数を増やすだろうから、最後まで目が離せそうに無い。

○選挙後

共産党と同じく同党も大敗が予想されるだけに、選挙後の動向には注目である。
議席を全く確保出来ない場合でも党首交替などの事態にはならないだろうが、
これを機に野党合流に繋ごうとする動きがあるかもしれない。
ただ、同党は今までの野党合流からはみ出した人々で構成されているため、
先行きには不透明感満載である。マニアも初心者も必見。

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[自由党]

民主党と同じく反自民の大義名分の下に結集した小数精鋭の野党。党首小沢一郎を
筆頭に、党の幹部は地元に強固な支持基盤を持っており、その点は保守党と
類似している。政策傾向や体質は自由民主党と全く同じであるので、長所も短所も
良く似ている。
自由党も衆議院での活動が主なので、今回選挙でどのような行動を採るのかは
分からないが、1議席でも増やすのかどうかというのはマニア必見。

○選挙前

改革断行は同党の主要政策であったために、今回の小泉人気は同党の独自色を
薄くしているようだ。党首小沢一郎のイメージを全面に押し出すのか、それとも
個々の候補者の人柄をアピールするのか、細かな点に着目したいところである。

○開票中

比例代表枠では比較的早い段階で議席を確保するのが同党の特徴である。
選挙区枠で当選を出すことが出来るかどうかは微妙だが、今回も一定の議席は
確保することになるだろう。
まあ、開票中の同党にこれといった見所は無い。

○選挙後

野党合流、保保連立といった多様なオプションを持つ同党だけに、まとまった
議席を確保した場合には選挙後の鍵を握る勢力となることがある。
ただ今回は与党側の大勝が予想されるため、注目は野党合流の動きが
出た場合だろう。
もし同党が議席を減らした場合には、その先行きは不透明になることになる。
そこら辺もまとめて、注目したいところである

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さて、2回に分けてお送りしました「政党別参議院選挙の楽しみ方2001」。
どうだったでしょうか?参考になりましたか?
これで貴方も今日から政党通です。
多分間違ったこととかは書いていないと思いますが、細かな部分の記述とかは
あまり気にしないで頂ければ幸いです。
それでは、存分に選挙を楽しんでください。
あなたの選挙人生が実り多きものとなりますように。

・・・って、選挙人生ってなんだよ。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓