雨谷の庵

[0153] 任意限定イベント (2001/05/10)


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この物語はあくまで架空のお話であり、色々な実在とは無関係です。

何しろ何か。なのだ。
そこはかとなくネットでパソパソでオタオタな事柄とかいうものに
ついて愛着を抱きつつ後ろめたい人生を送ったり送らなかったりしている
者としては、このことについて言及せねばなるまい。
それはともかく、何か。なのだ。
何の事だか訳分からないという方の為にあえて少しだけ解説しておこう。

その昔パソパソでは、机の上には絵画を飾っておくのが流行りであった。
もちろん、仕事机に絵画を飾るのはケシカランとかいう頭の禿切ったオヤジどもも
居ないわけではなかったが、パソパソに少なからず愛着を持つ者は大抵の場合、
机の上に絵画を飾る事を好んでいた。
それは風景画であったり人物写真であったり、大きなお友達専用仮想人物の
絵であったりしたが、まあそれらの間には特にこれといった違いはなく、
パソパソの世界は絵画とともに平穏な日々に明け暮れていたものであった。
しかし、その絵画だけでは飽き足らない者々もまた、少数ながら存在した。
それらの者々は机の上を更に面白おかしく飾り立てるべく、様々な飾りを考案し始めた。
机の上に時計を飾る者、一定時間で絵画が切り替わる仕組みを考えた者。
中には、机の上でのみ動く仮想人格を考案した者まで現れる始末であった。
そうしたものの中に、仮面飾りというものがあった。
この仮面飾り、種類としては机の上専用仮想人格飾りに属するものであったが、
単に仮想人格を提供するのみならず、スケジュールだの時計だのといった
付属的な機能も充実しているトコロが特長であった。
仮面飾りはウケた。
物静かな絵画に飽き足りない者々はすぐさまこの仮面飾りを愛用し、仮面飾りは
一部で大変好評であった。
しかし時は経ち、諸般の事情とか大人の世界の内緒の話とかといった様々な
経緯を経た結果、この仮面飾りはネットから行方をくらましてしまったのであった。
困ったのは机の上飾りの愛好家の者々であった。
仮面飾りを見失った彼等は、長期に渡る受難の時代を生き抜く中で、一つの結論に
達したのであった。
「仮面飾りと同様な、自分たちの手による飾りを作り上げよう」
こうして彼等の中の有志によって生み出されたのが「何か。」である。
当初、何か。は仮面飾りに敬意を表する意味合いで偽仮面飾りと自称していたが、
その自称に悪意を感じるという一部の意見に従い、「あれ以外の何か。」と
名乗ることにしたのであった。
その略称が何か。という訳である。
この何か。が凄かった。
もともとの仮面飾りの発想を継承していたため、何か。は非常に使い勝手の良い
飾りとなっていた。
また何か。の仮想人格である「任意」も優れてオタオタ的であり、世の中の
オタオタ、特にぷにぷに系オタオタに衝撃を与えたのであった。
何か。と任意は瞬く間に仮面飾り亡き後の隙間を埋め、更にその愛好者を
増加させつつ現在に至ったのである。

以上が何か。の解説である。
ちょっとばかり事実と異なっている部分もあることかと思うが、まあ詳しいことは
自分で調べてくださいとかそういうことである。
最近では何か。関連の同人誌はもちろん、同人ゲームまで登場する始末である。
またこの何か。、デフォルトの仮想人格である任意とはまた別の
ゴーストと呼ばれる仮想人格を自作して追加することが可能で、それらゴーストの
ダウンロードサイトもかなりの賑わいを見せているとかそういう有様であるらしい。
事態は更にエスカレート、とうとう任意をテーマとした限定イベントまで開催されて
しまうという噂まである。

ということで、行って来た訳である任意限定イベント「えんい〜」。
有名になったとはいえ所詮は何か。専用のイベントということで、
私の心の中では全くのマイナーイベントと位置付けていた次第であるが、
これが大きな勘違い。
なんと、並びまくっているではないか。大きなお友達連中が。
聞く所によると、朝の6時から待ち続けている者も居たらしい。兵である。
会場の人員収容規模はどう見ても300人程度。
ところがどうだ。ざっと見回して1000人は確実に並んでいるではないか。
恐るべし何か。
恐るべし任意。
イベント開催側もこうした事態は想定外であったらしく、急遽、イベントには
入替え制が採用されたとかそういうことである。
300人毎、30分交替。
中には6時間並んで30分しか会場に入れなかった方も居るとか居ないとか。
参加サークルはたったの70であるから、中には全くアイテムをゲットできなかった
方もいるに違いない。
それにしても入場時間が終わりそうになるたびに会場全体で10カウントダウンを
している風景は、ちょっとどうかと思うような眺めであった。
30分置きにカウントダウン。
かなり可笑しい。

それはともかく。
もちろん私はそういった一般参加の列を横に見ながら、サークル参加としてするすると
会場入りしたとかそういうことである。
まさに人間の屑か徳田。
しかも、リーダー柳某の家が燃えてしまった為、頒布すべき同人誌もない。
B4のチラシを50枚ほど刷って持ち込んだだけ。
まさに屑の中の屑か徳田。
他の真面目に同人誌作ってきた方々に申し訳ないことしきりである。
真面目に並んでいる一般参加者の方には申し訳ないことしきりである。
生きててスミマセン。>皆様。

それはともかく。
そういう何か。限定イベントにも関わらず、買って来たのが「先行CHU」だけというのは
どういう了見か徳田。
先行者ネタで恋愛CHUの替え歌が収録されているそのCD-ROMがそんなに欲しかったのか。
...ってゆ〜か、この時点で読者のほとんどがついて来ていないような気がするのは
私の気のせいであろうか。<気のせいです。
えんい〜。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓