雨谷の庵

[0124] 精神的病状名称決定係 (2000/11/30)


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どしどしと。どしどしと。

忘れていたが、この雨谷の庵もすでに1年が経過している。
今見ると、最初のやつが1999/09/20なので、1周年記念のなにがしかをやるには少々トウが
立ちすぎているようである。
そう言えば、気がつけば100回記念もやっていない。
周年記念ものはクリスマスだとかバレンタインだとかいった恒例ネタと同じく1年に1度だが、
回記念ものは100回に1度くらいなので、さらに貴重である。
まあ、書き上げる間隔が短い人にしてみれば回記念のほうが頻繁であったりも
するのかもしれないが、残念ながら私はそうでは無い様子であるので回記念の方が
貴重であるというイメージを持っている。
それはともかく。
こういった文章を上げ続けることを主たる存在意義と自認しているWebサイトというものを
趣味にしていると、しかもそれをうかつにも1年以上続けしまっていたりすると、
その文章を書くためのネタというものに対してかなり敏感になるという説があったりする。
説があったりするもなにもそれはそれで結構な事実のような気がするので侮れない。

例えとして今朝の私の一場面を紹介しよう。
舞台は地下鉄の駅の構内。
周囲には通勤通学途中の人々が歩いている。
私もその中の一人。
ふと見ると床の上に何か落ちている。
その落ちているものが千円札に似ているなぁと思った時点で脳裏に浮かんで来るのが
「ネタになるかもな」の一言である。
こうなるともう駄目である。
取りあえず、その千円札らしき物体に接近を試みてしまうのである。
普通の人であっても、千円札が落ちていれば拾うであろう。
しかし私は、それが千円札で無いと分かった時点でも拾うかどうか迷ってしまうのである。
なにしろ「ネタになるかもしれない」のである。
これは千円よりも得難いのである。
だいたいこのとき既に、私の頭の中には次のような選択肢が展開完了していたりするのが
駄目である。

・千円札のようなものを拾うのを結局止めて、世間体を気にする小心者の自分をネタにする
・千円札のようなというだけで落ちているものを拾ってしまう、貧乏性な自分をネタにする

取りあえずその時私が選んだ選択肢は後者である。
拾ってみるとやはりそれは千円札では無い訳で、貧乏性な私ネタ決定かと思いきや、
良く見るとその紙切れの裏には妙な文字が並んでいたりする。

234512221

数字だとしたらこう読めたのだが、これを見た時点でやはりこれもネタになるのでは無いかと
様々に思いを巡らせてしまうあたりが恐ろしいところである。

・電話番号か?でも9桁だし。
・宝くじの番号かも。
・預金残高だったら...2億?
・くそうくそう。なんでやねん。

ここまで考えたところでこれはちょっと私の力量ではネタになりそうに無いと思い直したり
する訳である。

例えとして、先週末の私の生活を振り返ってみよう。
舞台は私の自宅の布団の中。
周囲には誰も居らず私ただ一人。
どうも熱っぽいので体温を計ってみると、39度もあるではないか。
その体温計の表示を見た時点で脳裏に浮かんで来るのが「ネタになるかもな」の一言である。
いうまでもなくこれは人として駄目である。
しかも。
大人しく寝ていれば良いところを「酒は百薬の長」などと訳の分からない寝言を言いながら
一杯飲みに行ってしまうあたりは更に駄目である。
これでぶっ倒れて死にそうな目に遭えば、更にネタ的に素晴らしい。
そんな考えが頭をよぎる事態に至っては、自分自身の常識を疑わざるを得ない。
結局本当に死にそうな目に遭って、雑文どころでは無くなったのでネタにはならなかったとか
そういうことである。
だいたい週末の記憶がほとんど無いし。
駄目としても駄目である。

そんなこんなで。
もはやコレは病気の範疇では無いかと、時折心配になってしまうのである。
少なくとも強迫観念に近いものとして捉え置くべきものではないかと思う次第である。
とりあえず、今朝の私の地下鉄駅構内での行動が不審を極めたことは間違い無い。
そうしたこともあって、私はこの雑文書き特有の精神的病状に何か名前を付けて
置いた方が良いと強く主張する者である。
この病状を広く一般に認知させ、適切なる回復手段を発見せしめるための活動を
今すぐにでも発起させるべきでもあり、そのまず手初めとして名称決定を
望む次第というわけだ。
ということで誰か良い名前を考えて頂きたいものである。
考えついたらメールで「雨谷の庵 雑文書き特有の精神的病状名称決定係」宛てに
必要事項記入の上送って頂きたいものである。
ちなみに必要事項が何であるかについては、各自が賢明に判断すること。

期限は年末ということで。
当選者には豪華なプレゼントを用意するかもしれません。
もちろん嘘。
おいおい。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓