雨谷の庵

[0121] タイガーマスク達の運命 (2000/11/21)


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これも一種の夢オチです。

君はタイガーマスクになった事はあるか。
私は無い。君もきっと無い。
でも、このクソクダラナイ文章をもしタイガーマスクだった本人が読んでいたら
それはもう大変だ。
大変なことなのでここで予め感謝しておくのがよかろう。
ありがとうタイガーマスク。ファンです。見たこと無いけど。
実はファンじゃないだろ徳田、というツッコミはコンマ1秒で却下である。

さて、気を取り直してもう一度問おうではないか。
君はタイガーマスクになった事はあるか。
私は無い。君もきっと無い。
では、君はタイガーマスクになった夢を見た事はあるか。
私はある。君の事は知らない。
ということで、今日のお題はタイガーマスクになった夢についてである。

まず前置きしておかなければいけないのだが、私の夢はかなり豪華である。
何しろ色彩豊かでフルカラーなのだ。いつも。
更に加えて言うならば絢爛である。
何しろ匂いもあったりするのだ。音だって聞こえる。
触覚もある。
夢の中に出てきたものの手触りを、起きたときに覚えている事だってよくあるのだ。
実に現実感に満ち満ちた夢であると言わざるを得ない。
タイガーマスクになった夢も、そういう類のかなり派手な夢であった。
一説によると派手な夢を見る人というのはかなりのヨッキュウフマンな
人であるらしいが、私はまず間違い無くヨッキュウがフマンしまくりの
人々の同胞であるので、その説は非常に正しい。
であるからして、今回の話はその私のフマンぶりを存分に語り明かそうという
企画であると言えなくも無い訳である。

それはともかく。
まず、どうして私がタイガーマスクになったのか、その経緯を語らねばなるまい。
何しろタイガーマスクである。
尋常なことではタイガーマスクにはなれないのである。
まず、私が居たのは宇宙空間である。
それが本当に宇宙空間であったのかどうかについては疑問の余地アリアリであるのだが、
まあここでは宇宙空間ということにしておいてくれたまへ。
どうせ夢の話だし。な?
でだ。
どうやら私は宇宙船の外壁に取りついているのであるらしい。
これはいかん事である。
宇宙にニンゲンが素っ裸でいるというのは、とても危険な所業である。
ということもあり、私は早速宇宙船の中に入ることにした。
ところで私は宇宙船については素人である。
初心者とも言う。
英語ならビギナー。多分。
だからであろうか、その宇宙船の中はとても日本に似ていた。
道路といい町並みといい街路樹といい、それはそれはもう日本そのものなのである。
いくら豪華絢爛とはいえ、やはり夢は夢なわけでその宿主たる私の想像力の
限界というようなものに制限を受けるものであるらしい。
だから、私は宇宙空間から宇宙船の中に入って日本の街に降りたったのである。
取りあえずここまでが第一章である。

さてこの件の日本であるが、どうやらそこに住んでいる地球人達は宇宙人に
迫害されている様子であった。
何故迫害されているのかは知らないが、ともかく地球人は馬鹿で鈍間で迫害すべき
豚として宇宙人から嫌われているようであった。
実際、この日本に住んでいる地球人はかなり臭かった。
日本なのに、住んでいるのは地球人。
どうもかなりおかしな事になっているが、夢なので仕方ないのである。
それはともかく。
私は宇宙人を探して抗議しようとしたが、宇宙人の奴等はケラケラと妙に耳につく
笑い声だけで私の前に姿を現そうとはしなかった。
せっかく話し合いで丸く収めようとしているのに聞き訳の無い連中だ。
ということで私はタイガーマスクになる事にしたのである。
何しろタイガーマスクである。
とんでもなく強いのである。
タイガーマスクになった私はそこじゅうの日本を壊し始めたのである。
壁を蹴る。
すると、町並みは紙切れのように吹き飛ぶのである。
道路を蹴る。
すると、私の体は自由に空を舞い飛ぶのである。
最後の辺になるともう無茶苦茶で、目からビームまで出る始末である。
かくして悪い宇宙人は懲らしめられ、日本は壊滅し地球人は平和な日々を
取り戻したのである。
...こうやって書いてみるとかなり論理が破綻していることが良く分かるが、
夢を見ていたその時点では何の矛盾を感じることもなくこの顛末を受け入れていた
訳であるから、タイガーマスクになった私がいかにアホタレであったかが
うかがい知れるというものである。
で、ここまでが第二章である。

日本から追い出された宇宙人は、新たな刺客として6人のタイガーマスクを
派遣することにした。
高速道路をバイクに乗って疾駆する6人のタイガーマスク。
なぜ高速道路なのかは知らない。そういうものなのだろう。
1人目はバランスのとれた万能タイプのタイガーマスクで、日本を壊滅させた
初代タイガーマスクと同タイプである。
2人目は馬鹿力タイプのタイガーマスク、3人目はスピードタイプのタイガーマスク。
4人目は武器を沢山持っていて5人目は謎のタイガーマスクなのだ。
ただし一番重要なのは6人目で、なんとこのタイガーマスクは女の人なのである。
女タイガーマスク。
ヨッキュウフマンもここまで来るとかなり立派なものである。
それはさておき。
彼等6人は、初代タイガーマスクをこの世から葬り去るために派遣されたのであるが、
肝心の初代は行方をくらましていて居所が知れない。
困った彼等はてんでバラバラに探索を行なうことにするのであった。
で。
初代タイガーマスクは実は水辺に居るのであるが、それをまず見つけたのは
スピードタイプのタイガーマスクであった。
ここまでが第三章である。

気がつくと、私は初代タイガーマスクではなくてバランスタイプの
タイガーマスクになっていた。
スピードタイプのタイガーマスクと初代タイガーマスクとの決着の行方が気になったが、
どうやら夢ワープの現象によってそれはもうどうでもよい事であるらしいと分かった。
何しろもう、馬鹿力タイプのタイガーマスクも初代の手によって葬られているのである。
これは何とかしなければいけないのである。宇宙人の手先として。
ところで。
実はこのバランスタイプのタイガーマスク、根はかなり素直な青年で、密かに
初代タイガーマスクを尊敬していたりするという事実がここで突然判明するのである。
さすが夢。突拍子もないとはこのことだ。
更に。
実はかの女タイガーマスク、彼女は実はこのバランスタイプのタイガーマスクのことが
好きなのだ。
バランスタイプのタイガーマスクもそのことは良く分かっているのであるが、
近々宇宙人を裏切ることになるかもしれない彼としては、その愛に応えることが
出来ないとかそういう事情があるのである。
さっきまで宇宙人の手先だったくせにもう裏切る算段を始めるところが夢の夢たる所以である。
と、そういう事情が明らかになったところで初代タイガーマスクが登場するのである。
ここまでが第四章である。

尊敬する初代と出会ったバランスタイガー、彼は本当に宇宙人を裏切ってしまうのだろうか。
そしてそのとき女タイガーの採った行動とは!?
最強の敵と噂される謎タイガーとの決着の行方は如何に?
続きは第五章で...と言いたいところであるが、実はこの夢、第四章で終わりである。
目覚まし時計のアラーム音とともに、タイガーマスク達の運命は闇の中に消えてしまったとか
そういう事である。
これは困ったことである。
気になるではないか。続きが。
気になって気になって、夜も寝られないほどである。
寝ないと夢は見れない訳で、当然続きも見れないとかそういう事である。
何か違う気もするが、気にしてはいけない。

それにしても。
せめて女タイガーの素顔だけでも確認したかったというのは、人情というものでは
ないだろうか。
もし美人だったりしたら、悔しさ百倍である。
くそう。
だいたいアレだ。女タイガーは巨乳だったのだよ。
くそうくそう。
ということで、私のヨッキュウはフマンになる一方なのだ。
くそうくそうくそう。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓