雨谷の庵

[0101] お盆ライフを楽しく (2000/08/14)


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オタク雑文?そんな馬鹿な。

八月といえばお盆である。
お盆というと、アレだ。先祖の霊を慰めちゃったりするのだ。
先祖の霊というものは何かと不便なもので、どうやら実家とか郷里とか田舎とか、
そういったトコロでないと慰めちゃったり出来なかったりとかそういうことであるらしく、
普段平日日常を東京で営んでいる一般市民的民間人の方々は大挙して
退去してしまうというような、傍目には何かと珍妙かつ傍迷惑な現象が
お盆とやらの周囲1週間ほどの間に起こってしまうとか、
そういうことが世間ではごく一般常識の範囲内の出来事として認知されているらしい。
人、これを帰省ラッシュという。
恐ろしいことである。

さて、一方の私こと徳田は帰省しないのかとかいうご質問は一切受けていなかったり
するのであるが、というかそんなことをわざわざ質問してくるほど親しい仲の
お友達とかそういうものとは縁が無かったりとかでなんとなく哀愁漂っちゃったり
するかもしれない徳田であるが...などと書くとふざけんなてめぇの何処が
哀愁やねんと思いっきりなツッコミを受けてしまいそうで気が引けてしまう
小心者の徳田である。
話が逸れた。
要するに、徳田はお盆には帰省したりなどしないのである。
登山家に何故山に登るのかと問えば、それはそこに山が有るからですとか答えるのだと思うが、
徳田に何故帰省しないのかと聞けばそれはそこに省がないからであると答えるかもしれない。
要するに徳田の実家の連中は、お盆にはどこか遠くの知らない町に旅立って
しまっているのであります。
なんかトルコに行くとか言ってたな。
もしかして風呂めぐりか。
恐ろしいことである。

ということで、帰省したくてもできない可哀想な平凡人としては、ここはひとつお盆ライフを
楽しく過ごさねばなるまいと一念発起してみた訳である。
幸い、この時期にはある意味世界最悪のイベントであるともっぱらの噂の、某コミケットが
開催されているとかそういう事である。
今年は8/11〜8/13の3日間開催されていたわけであるが、今や一念発起の人となってしまった
私こと徳田は、不退転の決意でこのイベントに臨むこととなったのである。

[8/11]

残念ながら会社に休暇の申請を行なうことに失敗してしまったため、この日は不参加となった。
不甲斐無いが、致し方ない。
てゆ〜か、こんな時の為に普段からちゃんと仕事しとけよ徳田。

[8/12]

午後からイベント会場に潜入。
目的は同人ゲームの現状調査である。
調査の結果、さくらちゃんの格闘ゲームを無事ゲットデチューと相成ったが、何故か
自宅のパソコンでは起動しないことが判明。
勝ち負けでいうとかなり負け。しくしく。
ところで何の調査だ。徳田。

この日の夜、競馬仲間の桧山某と合流。
桧山某はコミケットに一度行ってみたいとかねてからご希望の様子であったので、
これを機会にご案内することにした訳である。

[8/13]

朝から生憎の雨模様。
桧山某と連れ立って会場へ向かい、途中垣ノ木某と烏森某と合流。
会場前で合流するはずが、途中の駅でばったり出会ってしまって双方とも仰天。
11時頃に会場到着、会場へ連なる行列に並ぶ。
初参加の桧山某は、会場に入る前の行列の長さにいきなりげんなりしていた。
10分程で中に入れたので、これでも良かった方なのであるが。
取りあえず桧山某に、見渡す限りのコスプレイヤーを見せようと思い、撮影許可領域に
向かったが、雨天のためだろうか誰もいない。
桧山某、ここで傍目にも落胆の様子。もしかしてそれが目的だったのか。
昼頃、柳某が主催のサークルスペースに向かう。

「おっす。柳リーダー。調子はどう?」
「見てくださいよ徳田さん。もう50部無くなっちゃいました」

う〜む。
今回は200部刷って内100部を持ち込んだのであるが、午前の段階で半分が無くなりましたか。
とりあえず、桧山某をそこに残して私はお目当てのサークルを見て回ることにする。
今回不参加の浜中某からもいくつか同人誌を買ってきて欲しいと頼まれていることもあり、
見渡す限りの人波をかき分けて、文字通り東奔西走の人となる。
ところで浜中某。ゾイドの同人誌なんてものは見つかりませんでしたが、一体何処に
あるのでせうか。
約1時間駆け回ったあとサークルスペースに戻ってみると、桧山某の姿が消えていた。

「え?桧山さん?もう帰っちゃいましたよ」

うむぅ。
友人ほっといて熱中しすぎたか。人として少し反省。
結局、展示していた同人誌は午後3時で完配、4時には撤退することになった。

その後、柳某と垣ノ木某と私とでサークル経営会議を新宿白木屋で開催。
今後の日程と方針を話し合う。

「このお嬢様属性Onlyイベントとか、参加したいですよね」
「いやいや、妹属性Onlyイベントも捨てがたい」
「取りあえず当面の目標は来栖川家大運動会でしょうね」
「個人的にはぷにケットが気になって仕方がないんだが」
「冬は?冬のメインはAirで行きますか?」
「とにかく各自4ページは最低描かないと駄目っすね」
「しおけっとも気になってるんだが」

どれが誰の発言かということについては、気にしないで頂きたい。
そんな、傍目の一般民間人には理解不能な会話は、何故か同人ゲームの
製作話へと転じたりした。

「いつか同人で、ゲーム作りたいですよね」
「企画・シナリオは徳田さん、キャラデザは浜中さん」
「原画はリーダーでばっちりだよな。でもCGに時間かかるだろ」
「知り合いに、CG頼めそうな人がいますよ」
「そう言えば、垣ノ木もCGできるはずじゃねぇか」
「BGMはどうしますかね」
「大友の奴に頼めば多分大丈夫だな。あいつ、元オーケストラ部だし」
「プログラムは知り合いに頼めますよ」
「...なんか作れるような気がしてきたな」
「作れますね」

ということで、純愛系ギャルゲーの同人製作決定。
人としてかなり駄目な約束をしてしまったような気がしないでもないが、
気にしてはいけない。
てゆ〜かそれ以前に、製作のための時間は捻出できるのか。徳田。
恐ろしいことである。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓