雨谷の庵

[0099] 美乳と巨乳の中間 (2000/07/31)


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やっぱ散髪って言うんだろうな。

突然であるが、髪の毛を切ってみた。
前回と同じ書き出しで申し訳無い限りであるが、切ってしまったものは仕方がない。
それはもう切りまくってしまったのである。ばっさりと。
これも所謂ところの散髪というのであろうか。
いやいやしかし、私がこの手で自ら切り落としてやったわけであるから、
単に「切った」という方がより正確な表現であるかもしれない。
ちなみにここまでの話から、賢明なる読者諸氏いやいやこんなくだらないサイトに
賢明な人物が訪れるはずは勿論無いわけであるから愚昧なる読者諸氏とかそういう
ことかもしれないがしかしそんなことを書いてしまうとカドが立つとかそういうことが
ちょっぴり気になってしまうところが私こと徳田の小心者加減を表していて
なんとなく好感度上昇かなどと妄想を繰り広げている場合ではなかったりするから
話を続けると、勿論私の髪の毛のことでないことはお分かりのことと思う。
長い前振りだな徳田。

とにかく事の顛末を説明せねばなるまい。
まずは垣ノ木氏のことから説明してしまうのである。
垣ノ木氏と言えば、当サイトで秘密結社「競馬順位傾向予測研究協議団」の研究員として
私と激闘を繰り広げちゃったりとかそういう人物である。
ちなみに主席である。くそう。
その垣ノ木氏はまた、かなりのギャルゲーマニアとして私の心の中では
殊に有名であったりする。
彼にギャルゲーを語らせたら一晩や二晩では終わらないのではないかともっぱらの
噂だと私は密かに思っていたりする次第である。
その彼が、ある人形について私に語ったのは確か、今年の春のことであったと思う。

「徳田君は、漫画を描く時にデッサン用の人形を使ったりとかしているのか?」
「人形って、あの木で出来た所謂ところの木偶人形ってやつか?」
「ああ」
「う〜ん。私の絵は我流だし、デッサンとかしないしできないから、人形は使ってないな。
 あればあったで便利そうだし、使うかもしれないけど」
「そうか。本当のところあの木偶人形、人間の関節とかとは造りからして違うんだ。
 だから、ポーズとかを付けて見てもどことなく不自然なんだよ。使い難い」
「へぇ」
「だいたい股関節とか柔軟性が無くてヘンだしな。脚を組んだりもできない」
「なるほど。脚を組んだ女の人の絵とかは漫画では良く描くしな。それが出来ない
 というのはちょっと使い道が少なくなるね」
「だろ。で、ちょっとこれを見てみろよ」

と、垣ノ木氏が取り出したのは、一体の人形であった。
良く出来た女体の人形であった。
胴体はプラスチックか何かであろうか、固めの軽い素材で出来ていた。
頭だけは何故かゴム製で、指で押すとグニャグニャと変形した。

「なんかエロエロだな。これ」

その人形には形の良いおっぱいが作りこんであった。
胸部と腹部、腰部はそれぞれ別パーツで、体を捻るポーズや前屈の姿勢も付けることが
できるようになっていた。
腰部の後ろはもちろんお尻を忠実に模してあり、何というかエロエロな雰囲気抜群であった。

「気に入ったか」

垣ノ木氏は私が人形にシェーのポーズをさせようとしているのを横で眺めながら話を
続けるのであった。

「脚や腕の関節は微妙に長さが調節できるようになっていて、脚を組ませたりとか、
 腕組みとかでも出来るようになっているんだ。しかも、実物の人間よりもむしろ、
 アニメとか漫画に出て来る人物の体のバランスで作られている。首がちょっと
 長めだったり、足が長かったりとか、そういうところだね」

なるほどねぇ。
私は感心するコトしきりであった。
垣ノ木氏が解説したように、実物の人間の体のバランスで漫画を忠実に描いてしまうと、
どうしても鈍臭い事になってしまうというのは、漫画を描く者の間では常識である。
写真や何やらで人体のポーズを色々と参考にするにしても、描く時にはそれを
漫画用の体バランスに変換しながら構成することになるわけである。
それがこの人形を使えば、少しは楽になるのではなかろうか。
垣ノ木氏はそのように主張し、私もその論旨に賛意を表して、その場は別れたのであった。

さてそれから3ヶ月くらいが経過し、今私の目の前にその件の人形が鎮座しているとか
そういう事である。
垣ノ木氏に教えてもらった店で購入したのである。
どうやらこの人形には何種類かあるらしく、美乳タイプ/巨乳タイプ/爆乳タイプなど
かなり迷った挙句に一体買い求めたのであった。
ちなみに貧乳タイプとか、少年タイプとかもあったが、それはそれで置いておこう。
私が買ったのは美乳と巨乳の中間くらいのものである。
太腿のあたりの曲線が気に入ったのでこれにしたとか、そういうちょっとマニアックな
話題は記憶の奥底に封印してしまうことにしよう。
人形だけ買っても良かったのであるが、その店には人形に着せるための服も色々と
売っていたので、つい色々と買ってしまったのもこの際内緒である。
女子高生の合服だとか、女子高生のスカートだとか、女子高生の靴下だとか、
女子高生のチョッキだとか、女子高生のコートだとか、まあそういうものである。
ちなみにスカートは当然ミニである。
水着も欲しかったが、黒いスクール水着が品切れだったので勘弁してやることにした。
レジでこの品揃えを見た店員さんが、

「もう結構やってらっしゃるんですか?」

とか聞いてきてちょっと恥ずかしかったような気がしないでもないが、そんなことを
気にしているようでは修行が足りないとかそういうことなので、それもこの際
脳味噌から記録抹消である。
とにもかくにもこうして買ってきた人形に、買ってきた服を着せて遊んだりとか、
髪の毛は長いのよりも短めの方が好みだからちょっと切ってみようかとかいいながら
3時間も悪戦苦闘したりとか、そういう人として大人としてオジさんとして
ちょっとどうかしている数々の場面も、この際不問に伏しておこう。

...漫画の資料じゃなかったのか徳田。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓