雨谷の庵

[0096] 今や天下の超極悪ブランド (2000/07/12)


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下痢ピーで済むならそれもよし。

最近流行っているものがある。
なんとそれは巷で話題の雪印である。
何処がどう巷なのかは私にも分かろうはずは無いので訊かないで頂きたい。
まあ、気にしない程度に巷なのだ。この話での巷と言うものは。

とにもかくにも流行っているのである雪印。
流行っているとは言っても、別に雪印の製品を買うことが流行っている訳ではない。
まあ、アレだけ連日マスコミ連中に叩かれまくっている雪印である。
普通は買うことが流行ったりはしないであろう。
だいたい、買おうにも店に置いていないことの方が多い今日この頃である。
人生是天邪鬼な私にとってみれば、こういう時に雪印製品を買い叩いて、
格安で捌くぐらいの気概を小売店に求めてみたいところであるが、まあそうもいかないのが
巷の悲しさとか言う奴であろう。
私なら真っ先に買いに行くけどな。格安雪印。
牛乳5リットルで100円とか、どうでしょうか。
もちろん、お腹を壊しても文句は言いっこなしということで。

それはともかく流行っているのである雪印。
流行っているとは言っても、別に雪印の製品をボイコットすることが流行っている訳ではない。
いや、勿論連日マスコミ連中に叩かれまくっている雪印である。
普通に考えればボイコットが流行るのは道理であろう。
しかしながら、ボイコットしようにも店に置いていないことの方が多い今日この頃である。
人生是平凡人な私にとってみれば、こういう時に雪印製品を店頭に置いて頂いて、
消費者団体とかにボイコット運動を展開してもらうくらいの気概を小売店に求めて
みたいところであるが、まあそうもいかないのが巷の悲しさとか言う奴であろう。
私なら真っ先にボイコットしてやるんだがな。店頭雪印。
店の前に牛乳パックを積み上げて火を付けて燃やしてみたりとか、どうでしょうか。
もちろん、牛乳を燃やすとかなりの悪臭が漂いまくっちゃったりしますが、そこはそれ
文句は言いっこなしということで。

なんか言ってることが無茶苦茶だな徳田。

まあとにかく流行っているのである雪印。
何が流行っているのかと言うと、会社を休むのが流行っているのである。
例えば、会社の同僚の村谷某とウチの課長との電話に聞き耳を立ててみようではないか。

村谷「あの、今日はちょっと体調が悪いので休ませてください」
課長「何だ村谷。一体どうしたんだ。風邪か。
村谷「いえ、あの...」
課長「夏風邪っていうのは馬鹿がひくものだぞ。大方クーラーを付けっぱなしで
   寝でもしたんだろう」
村谷「実は昨日飲んだ雪印の牛乳が悪かったみたいで、昨夜は点滴を
   打ってもらったてたんです」
課長「何!それは大変だったな。雪印ならしょうがない」
村谷「すみません」
課長「ゆっくり休んでくれ。お大事に」

例えば、会社の同僚の野瀬某とウチの課長との電話に聞き耳を立ててみようではないか。

課長「なんだ野瀬。お前も休むのか」
野瀬「スミマセン。どうもお腹を壊しちゃったみたいで」
課長「なんか悪いものでも食べたのか。まさか雪印か」
野瀬「う〜ん。それが原因かどうかは分からないんですが、確かに昨日牛乳を飲みましたね」
課長「そうか。雪印ならしょうがない。ゆっくり休んでくれ。お大事に」

とまあこんな感じに、雪印は今巷で会社欠勤の理由として大活躍なのである。
私の所属している課の実に2割が雪印で休みを取りやがったのである。
くそう。上手いことやるなぁ。
勿論、本当に雪印の製品で体調を崩したのかどうかは分からない。
ただでさえ食中毒の多いこの季節である。
お腹を壊した原因の特定など、素人に出来ようはずも無い。
憶測であるが、体調が悪いところに連日の雪印報道を見て疑念を募らせているだけという
場合もかなり多いのではないだろうか。
いずれにせよ、これは良い口実とかいう奴である。
何しろ雪印である。
今や天下の超極悪ブランドである。
泣く子も黙るとか、そういう事である。
所謂悪の水戸黄門、黒い葵の印籠である。
ありがとう雪印。感謝感激です雪印。
こんなに堂々と会社を休むことが出来るなんて、あなたはまさに神の御使いですおおジーザス。

とにかく、早速私も活用せねばなるまいとかそういうことだ。
ということで、私こと徳田とウチの課長との会話に聞き耳を立ててみようではないか。

課長「何だ徳田。仕事中にぼんやりするんじゃない」
徳田「それがですね課長。どうも体調が悪くって」
課長「何?どんな感じなんだ」
徳田「実は私、雪印の北海道バターを毎日食べているんですがもしかするとそれが...」

しかしここで課長は、何故か私の話をさえぎるのであった。

課長「徳田君。君は他にも色々と日頃の食生活を見直すべきだと私は思う」

例えば表面に膜の張った味噌汁を煮立てて食べたりとか、賞味期限の切れた生卵を
食べたりとか、カビの生えた食パンを食べたりとかそういうことをご指摘なのでしょうか課長。
勿論それらについて反省するにやぶさかでは無いのですが、それらの根本原因は皆貧乏に
尽きるのであります課長。
すると課長はどうしたことか、納得顔でうなづくのであった。

課長「だったら休んでなんか居られないだろう。しっかり働けよ徳田」

しくしく。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓