雨谷の庵

[0091] 涙涙の悲運な同人作家 (2000/06/19)


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性懲りも無く漫画描いてみたりしています。

昨日の日曜日は、サンシャインクリエイションというイベントに赴いたりしていた。
サンシャインクリエイション(以下、サンクリ)というのは所謂処の同人誌即売会と
言う奴であり、まあその何と言いますか要するに大きなお友達が、楽し過ぎて
ちょっと18禁だったりもする漫画やイラストの誌を配布したり配布されたりして
しまうそういう催し物である。
前回1ヶ月前に参加した寺女祭とは異なり、このサンクリという奴は雑多多様なジャンルで
参加可能なタイプの催しであり、メーカー縛りとかキャラクター縛りとかそういった
ものはないのであるから、それはもう好き勝手に楽し過ぎる漫画を描いて、参加して良い
わけである。

ところで。
我々のサークルのリーダーであるところの柳某隊長によると、最初はこのサンクリも小さな
イベントの一つに過ぎなかったらしいのであるが、どうもここ2、3年の傾向として
詰めかけてくる大きなお友達の数が、増加の一途を辿っている様子である。
夏冬2回開かれるコミックマーケットは東京国際展示場という馬鹿でかい会場を
占拠しているので参加者の人数増加にもかろうじて持ち堪えている感があるが、
このサンクリは池袋の街中にあるサンシャインのワールドインポートマート内で
行なわれているだけに、周辺に溢れ出た大きなお友達連中の見苦しさが周辺住民に
及ぼす影響が心配されるところである。
ところで私は、その大きなお友達と周辺住民との二つの属性を兼ね備えていたりするので、
立場的には若干微妙な態度を取らざるを得なかったりもするが、
それはまあこの際おいておこう。

例えば、件のワールドインポートマートの横手にはちょっとした公園があるのであるが、
昨日は1日中その公園のそこここに地面に座り込んだ大きなお友達を見ることが出来た。
彼等が何をしているかというと、同人誌を読んでいるわけである。
う〜〜ん君達。それは18禁なんだから、お天道様の真下で読むのは
ちょっとどうかしているぞ。
あ、いや。昨日は曇っていたのであるが、そこはそれ。
それはともかく、普段は浮浪者とか赤ん坊を連れた新妻とかが公園をうろうろと
しているわけであるが、この日に限って言えば、その公園の支配者は大きなお友達連中に
他ならなかった。
浮浪者はその居場所である木陰を追われ、主婦達は怖がって公園に足を踏み入れることなく
通り過ぎて行った。
恐るべし大きなお友達。もしかして恐い者無しか。

例えば、件のワールドインポートマートの正面には一部の人々の心の中では世界的に有名な
アニメイトというグッズショップが営業していたりするのであるが、昨日は1日中その店内で
大きなお友達がひしめいていた。
彼等が何をしているかというと、同人誌を売りさばいているのである。
う〜〜ん君達。買い求めたばかりの同人誌を即日中古に出すとは、一体どういう了見か。
あ、いや。即日売りに出すならもしかすると中古ではないかも知れぬであるが、そこはそれ。
それはともかく、普段の何倍ものひしめき度でひしめきまくっている大きなお友達連中の前に、
私が入店を諦めたことは言うまでもない。
くそう。ちょっとアレが見たかったのにぃ。
ちなみに、アレがナニであるかをここで聞いてはいけない。
とにかく恐るべし大きなお友達。もしかしなくても恐い者無しか。

例えば、件のワールドインポートマートの地下には商店街があるのであるが、
昨日は1日中その商店街のそこここで大きなお友達を見ることが出来た。
彼等が何をしているかというと、なにやらコスプレまがいの服装で闊歩したりなんかして
いるわけである。
う〜〜ん君達。ここは民間人のための共有空間なのであるから、そういう軍事行動は
慎みたまへ。
あ、いや。別に軍人のコスプレをしていたわけではないが、そこはそれ。
それはともかく、民間人のコギャル連中の間を堂々とKanonの制服とか寺女の制服とかで
うろうろするというのはちょっと危険な人物なのではないか。
だいたいそのコスプレをしている娘御と連れ立って歩いているところの彼氏よ。
お前はそれで本当に幸せなのか。人生は薔薇色とかそういうことか。
恐るべし大きなお友達。もしかして我が人生に一点の悔い無しか。

ところで今回の我がサークルの配布成果であるが、どうやらコピー誌2種類各50部づつを
完配した模様である。
要するに100部完配ということであるな。新記録である。
めでたしめでたしである。
と、ところで。
私が描き送った原稿が、今回の誌内には掲載されていないようなのであるが、
これは一体どういうことなのであろうか。
いや、もしかするとこっそり何処かに載っているのでは...という訳では無さそうであるな。
も、もしかしてこれがかの有名なボツとかいう奴であろうか。
配布新記録達成の裏には原稿を採用されなかった悲運な同人作家の涙涙の物語が
あるとかそういうことなのでありましょうか隊長殿。
も、もしかしてその涙涙の悲運な同人作家がこの私本人であるとかそういう事で
ありましょうか隊長殿。
それなのにそれなのに、次回夏コミに向けた新たな指令が私の手に配られているのは
これはどう言うことなのでしょうか隊長殿。
ああもしかしてボツになってもくじけずに頑張りたまへとの無言の圧力とか
そういう奴でしょうか。
でもでもですね隊長殿、何故か私のノルマが8ページもあるのですがこれは
何かの間違いなのではないでしょうか。
しかもしかも締め切りがあと1ヶ月しかないというのは一体どういうことでありましょうか。
単純に計算すると1週当たり2ページを描けとかそういうお達しであることに...い、いえ
滅相もございません。描かせて頂きますとも。はい。
しくしく。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓