雨谷の庵

[0059] 歳を取ったら裏返し (2000/03/03)


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そう言えばゲームを久しくやっていない。

巷では以前から話題になっているようである。
何がどうかと問われれば、答えてあげるが世の情け。
プレイステーション2である。
どうやら明日発売のようである。
何でも聞くところによると、平成12年の3月4日という、日にちの
数字の並びが気に入ったからという理由で発売日を決定したのであるらしい。
1234とかいう奴である。連番である。順子である。ジュンコではない。
しかも両面待ちだ。リョウメンマチではない。
早いリーチは1・4筒。なんだそれは。

それはともかく、気になるのは発売の時間である。
もしかして、深夜に発売して行列待ちで、報道陣が詰め掛けてインタビューで、
ついでに社長がラオックスだったりしてしまうのであろうか。
私の個人的な見解としては、1234と綺麗に日にちを揃えたのであるから、
時刻もそれに倣ってもらいたいと思うわけである。
ということは当然、平成12年3月4日の5時67分89秒ちょうどに発売するのだ。
67分というのはおかしいのではないかとか、89秒はちょっとどうかとかいう
ご意見が聞こえてきそうな今日この頃であるが、気にしてはいけない。
私が思うに、相手はあの世界のソニーである。
時計の表示の限界ごときに自身の信念を曲げねばならぬことを潔しとするはずもない。
せっかく1234と揃えたのだ。ここは56789と続けて一気通貫、2役を
付けたいところである。時計の表示限界などに邪魔されてなるものか。
ここは当然、改造である。時計など、造り替えてしまえばこっちのものだ。
実際には5時67分89秒は、6時8分29秒である。
しかし、この日のソニーの時計は違う。5時59分59秒の次は6時ちょうど
などではないのだ。
世間一般の間抜けな時計どもはこの日のこの時を特別な日として
認識しているはずもないが、ソニーの時計は違う。
平成12年3月4日の5時59分59秒の次は5時60分00秒なのだ。
そうなるように改造したんだから当然だ。やるなソニー。さすがだソニー。
やはり数々の新技術でもって世界をアッと言わし続けてきた企業は違う。
そういった意気込みを、ぜひこの機会に見せて欲しいものである。

ところで世間では「今度のプレイステーション2は、縦置きもできる」などと、
妙なことを口走っているようである。
馬鹿かお前ら。
私はここに断言したい。
アレは「縦置きもできる」ではなく、「横置きもできる」の間違いだ。
理由は簡単である。故プレイステーションを思い出していただければ良い。
って、勝手に殺すな徳田。彼はまだ現役だ。
それはともかく。
「最初は表、次は縦。歳を取ったら裏返し。これなぁんだ」
答えはプレイステーションである。
解説しよう。
故プレイステーションは何故か、普通に表向きの状態で使用していると、
そのうちCD-ROMからデータを読込めなくなるのだ。
このような時にどうするか。
縦にするのである。
するとどういう訳か、CD-ROMは再び読み込み可能になるのである。
こうして、プレイステーションを縦にしたまま使用する日々がつらつらと
流れ行くことになるのである。
だが。しかし。これだけでは話は終わらない。
しばらくすると、故プレイステーションの野郎は不届きにも何と、
縦の状態においてすらCD-ROMの読み込みを拒否するようになるのである。
こうなっては仕方ない。今度は裏返すのだ。
さすればプレイステーションはまたCD-ROMの読み込み作業を再開するであろう。
思い知れ。プレイステーション。
裏返しにしてしまうと、ゲームのCD-ROMの出し入れに困るのではないか。
そんな心配はご無用である。出し入れしなければ良いのだ。
RPGや競馬育成ゲーム、戦略シミュレーションなどの息が長くて時間のかかる
ゲームだけを遊んでいれば、CD-ROMの差し替え作業など月に一度程度しか
発生しない。
月に一度の出し入れなら、裏返しの状態でもそうそう不便に感じることはないであろう。
納得である。

ということで、本来プレイステーションとかいうものは、裏返して使うものなのである。
ということは当然、「縦置き」や「横置き」といった使い方は本来的には邪道であり、
人としてちょっといけない行為であると断じて問題ない。
これが、プレイステーション2では大幅に改善されたと見るべきであると、私はここに
強く主張したいと思うわけである。
何しろ、裏返しだけではなく横置きや縦置きでもあまり問題が起きないのである。
あのいまいましいCD-ROM読み取り作業のサボタージュなどという事態を
愁う必要などもうないのだ。
一説によると、プレイステーションで遊んでいる最中にCD-ROMの読み込み拒否の
被害に遭った被害者の総数は、全ユーザの6割以上に上ると言われている。
これはあくまで統計上の話であるから、氷山の一角と考えるべきであり、潜在的な
被害者を考慮すれば、ほぼ全てのユーザが被害者であると断じるにやぶさかではない。
これら被害者の心理的なストレスを金額に換算すると、実に2兆円規模の損害額が
計上されると言う報告結果もあり、実は深刻な社会問題なのではないかと指摘する
声もさもありなんである。実態の正確な把握が急務であることは明白である。
また、これらの心理的損害が低迷する日本の景気に与えつづけてきた影響を
無視することは出来ないのではないかとある経済学者は述べている。

しかしプレイステーションはその2が発売されるに至り、ソニーはそうした社会問題の
根本的な解決を図ったわけである。
実に喜ばしいことではないか。さすがソニー。やるなソニー。
伊達に時計を改造したりしているわけではないとか、そういうことか。
これで日本の景気も大丈夫だ・・・とかなんとか、嘘八百を書いてみたりする。
だいたい私、プレイステーション持ってないし。あかんやんけ徳田。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓