雨谷の庵

[0048] 読むのは速いがすぐ忘れる (2000/01/26)


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私が本を読むのは時間の無駄というものかもしれない。

昔から本を読むことは好きであった。
本の虫とまでは行かないものの、結構な量の本を幼少の頃から読み漁っていたような
記憶がある。
「宮本武蔵」「三国志」「平家物語」といった歴史モノから「怪人20面相」「緋色の研究」
といった推理小説伝記小説の類、「橋のない川」「我が闘争」などの社会小説や自伝などまで。
上記はいずれも小学生の頃に読んだ本である。
読んでいた本がかなり小難しいような気がするであるな。
これが中学生くらいになると途端に軽いノリになってくる。
「ズッコケ三人組」「火吹山の魔法使い」などが良い例か。
ちなみにこの頃にはファミリーコンピュータとかいうものも存在していたので、
読書の量自体が減っていたことも見逃せない事実ではあろう。
ちなみに高校生になってからはほとんど漫画しか読まなくなったので、注意が必要である。
こうして見ると、平凡人として順調に成長している様が良く分かるであるな。
ってゆ〜か、駄目じゃん。

まあそれはおいておいて。
ともかく本好きなおかげで文章を読む速度だけは今でも結構速かったりする。
勿論、朗読とかそういう類のものは発声との絡みもあるのでそうそう速かったりは
しないのであるが、こと黙読となると速いのである。
どのくらい速いのか。
それはもうとんでもなく速いのである。
世の中に速読法とかいうものが存在すると聞いたことがあるが、あれと同じかそれ以上に
速いのである。
多分、基本的な原理は速読法のそれと同じなのであろう。
それに付け加えて、一般に言う「斜め読み」や「飛ばし読み」の技法を加味してあるので、
余計に早く読み終わってしまうのである。
斜め読みや飛ばし読みは技法でもなんでもなく、只のインチキではないかというご指摘も
あろう事かと思うが、気にしてはいけない。
知人や親類縁者からはよく「本当に読んでいるのか」などと問い詰められたりも
するのであるが、本人である私は至って読んだつもりでいるので、これはこれでいいのである。

ただ問題は、私の記憶力は恐ろしく容量が制限されている為、読んだ内容をすぐに
忘れてしまうという事であろうか。
どれくらい忘れっぽいのか。
それはもうとんでもなく忘れっぽいのである。
世の中に超記憶術とかいうものが存在すると聞いたことがあるが、あれにマイナス1を掛けて
ちょうど同じくらいなのではないかという程、忘れっぽいのである。
多分、基本的な原理は超記憶術のそれを全く逆にした感じなのであろう。
それに付け加えて、一般に言う「酒で記憶をなくす」や「人の話をまじめに聞かない」の
技法を加味してあるので、余計にきれいさっぱり忘れてしまうのである。
酒で記憶をなくすや人の話をまじめに聞かないは技法でも何でもなく、
単にお前が馬鹿なだけではないのかといったご指摘もあろうかと思うが、気にしてはいけない。
知人や親類縁者からはよく「本当に忘れているのか」などと問い詰められたりも
するのであるが、本人である私はすでに問い詰められている内容そのものを全てに
おいて忘れているのであるから、これはこれでいいのである。
って、本当にそれでいいのか。徳田。

つい先日である。この「読むのは速いがすぐ忘れる」という私の特性を示す出来事があった。
前回の雑文で、この庵についてのご感想のメールを送ってくださった方が、
一体どこからご来訪とあいなったのかを大胆に推測してみたわけであるが、
それに関するご指摘メールを頂いた。
「雑文日記からです下条さんとこの」
ざ、「雑文日記」からでありますか。うへぇ。
「雑文日記」というのは新規に掲載された雑文に対して日々その感想を書き、それをもって
日記としているサイトである。
私も週に1度は見に行って、たっぷり楽しんでしまったりしているのである。
おかしいであるな。そこのどこからこの庵へ繋がっているのであろうか・・・って、堂々と
紹介されているではないか。しかも先月くらいから。
ああ、なんだか色々とご感想の文まで頂いているではありませんかである。うへぇ。
気がつきませんでした申し訳ない。
今後とも何卒。

とまあこのように私は「文章を読むのは速いがすぐ忘れてしまう」のである。
おいおい、なんで自分のサイトが紹介されていることにも気づかないんだとかいうご指摘も
あろうかとは思うが、本人は至って真剣に忘れているだけであるので、
勘弁してやって頂きたい。
それにしてもWebサイトの検索では引っかかって来なかったであるな。雑文日記。
YahooもInfoseekもgooもダメ過ぎ。反省せよ検索エンジン諸氏。
でないとJAROだ。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓