雨谷の庵

[0033] カバーを開ける為の鍵 (1999/12/14)


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だいたい、鍵などというのは無駄な機能なのだ。

パソコンの自作などをしていたりすると、メモリの増設やハードディスクの追加など
といったことは日常茶飯事になってくる。
ところで私は会社でも仕事上やむを得ず、パソコンを常時使用しているわけであるが、
たいていの場合会社で用意してあるパソコンというものは一世代前の旧式であったり、
メモリやハードディスクの容量をケチった廉価版であったりすることが多いものである。
そうとなれば当然、使用者たる私としては性能という面において不満を持つに至るのが
人情というものであろう。

ということで、用意致しました。
メモリ64MBにハードディスク4.8GB。しめて約3万円。
ああ。またどうしてこういう衝動買いをしてしまったのであろうか。
恐るべしお金持ち気分。これもみんなボーナスとかいう奴が悪い。
たかがナスの分際で。反省せよボーナス。

さて、これを私が会社で使っているパソコンに組み込んでしまえば、計画は成就の時を
迎えるわけである。
メモリは増えるし、ハードディスクも増える。
処理速度の向上はもちろんのこと、あんなファイルやこんなファイルもみんな全て全部、
保存して置くことができるようになるのである。
めでたしめでたしではないか。ハッピーエンドとかいう有難いものである。南無阿弥陀仏。

御託はこれくらいにしておいて、ではでは早速作業開始・・・あれ?
おかしいであります。
ネジを外したにもかかわらず、何故かパソコンの筐体のカバーが外れないではないか。
おかしいであります。こんなはずではありませんありませんありません。
何故だ。

理由は簡単でございましたである。
鍵が掛かっていたのである。
パソコンの筐体のカバーを外すには、鍵が必要であったのですね知らなかったである。
・・・って、そんな馬鹿な。
「ああ、徳田君。そのパソコン、AT&Tの機種だからだよ」
なに!?AT&Tの機種というものは、パソコンのカバーを勝手に開けられないように
する為に、鍵を掛けることができるようになっていると申すか。
誰だそんなケッタイな仕掛けを考案した馬鹿者は。直ちにそのソッ首斬り落として、
獄門に晒してやらねば。

ということで、カバーを開ける為の鍵を探したわけである。
「ごめぇん、徳田君。鍵、無くなってるみたいだ」
なにぃ!?
それでは私が衝動的に購入してしまったこのメモリとハードディスクが、無用の長物と
化してしまうではないか。
私の約3万円を返せ。って、それは自業自得なのではあるが。
衝動買いを止めよ徳田。

ということで、私がその後どうしたかというと。
ええ、壊してやりましたとも。もちろん。
使用した器具はペンチとドライバー。
小一時間ほどかけて、鍵を捻じり切って差し上げた次第であります。
何故か周囲の同僚上司後輩の視線が白い。
しかしそんなことを気にしていては会社員などというお勤めが勤まろうはずもないので、
気にしてはいけない。全く問題なし。

さて。
ちょっと予定外に時間が掛かってしまったが、ようやくメモリとハードディスクを
増設することとなったわけである。
・・・って、あれ?
なんか、このパソコン、メモリがSIMMなんですけど。
しかも、マザーボードがATAPIに対応していないっぽい様な気が。
ああやっぱりハードディスクを認識しない!
買ってきたDIMMメモリは付けることすら出来ない!

恐るべし旧機種。恐るべしAT&T。
っていうか、買う前に確認しとけよ。徳田。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓