雨谷の庵

[0029] 雨谷の庵メールマガジン (1999/12/02)


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メールマガジンというものがあると聞いた。

「なあ徳田」
とまあこのように、私の友人である桧山某は話を切り出したわけである。
「この雨谷の庵、一週間に2度も3度も更新しているんだろ?」
イエスである。
「なんか無駄な労力を費やしているとは思わないか?」
え?な、何を言い出すのだ君は。
「読者もそんなにいそうにないし」
う・・・
「だからな、俺様はいいことを考えた。どうだ有り難いだろう。喜べ」

それが「雨谷の庵メールマガジン化計画」である。
解説しよう。
メールマガジンとは、メールで読者の元に送られるいわば電子雑誌
とでも云いうるべきサービスである。
国内では「まぐまぐ」などが無料で行っている。
その「まぐまぐ」を例にとると、登録マガジン数は5000以上、
読者数はゆうに数十万に達しており、中には広告収入などで
マガジン発行者が利益を得ているケースも有るという。

「で、俺様は思うわけだ。これを利用すれば、おまえのくだらない
 文章でも、少しは元を取ることができるのではないかとな」

くだらないというのは真実だけに余計だ。

「どうだ。手続きとか管理とかの面倒なコトは全部俺様がやってやる。
 なあに、駄目で元々なんだ。儲からなくっても、それはおまえの
 文章のクダラナサが証明されたと思えばいい」

うむ。水も漏らさぬ完璧な申し分である。
なんだか騙されているような気もしないではないが、平凡人の私は
あまり深く考えるということをしないので、気にしてはいけない。
それに友人を疑うというのも、社会一般の常識に反しているような気もするしな。
ということで、件の「まぐまぐ」のWebページを参照し、計画遂行に
当たっての検討を行うこととなった。

こういった類のもので、いつも問題に上がるのは著作権がらみである。
ちなみに私はそういった事には五月蝿いのである。
で。
「まぐまぐ」のWebサイトには以下のような記述が有った。
そこの部分の引用についての取り決め事項は何処にも明記されていないので、
勝手に引用してしまうのである。

>各メールマガジンの著作権は各メールマガジン発行者が有します。
>雑誌・新聞及び、各種媒体(他メールマガジン又はwww等)への転載の場合
>は、必ず該当メールマガジン発行者に了解を得てください。

これを見る限り「発行者に著作権がある」という解釈が妥当に思える。
さて、私の友人の桧山某が発行者となって、この雨谷の庵サイトの雑文を
メールマガジンとして配布した場合を考える。
このとき、著作権に関してはおかしなことになる。
つまり、著作者でなく発行者である桧山某が、これらの雑文の著作権を
有することになりかねないのである。
もちろん、雑文をそのまま使用するのではなくメールマガジンとしての
体裁を整えたり、表題や発行日などを記載したりといった加工作業が
あるわけなので、その辺の著作権は当然メールマガジンを編集した
人のものであろうし、今回の場合は桧山某がそれに該当することになるので
あまり問題にはならないかもしれない。

しかし、いずれにしてもたかがメールマガジンシステムの提供者に過ぎない
「まぐまぐ」運営側が、メールマガジンの著作権を発行者のものとして
勝手に定めているというのはちょっとどうかしているように思える。
各々のメールマガジンには各々の事情が有るであろうから、運営側は
「メールマガジンの著作権については運営側は関知しない」
「メールマガジンの著作権に関する一切は、当事者で対処して欲しい」
といった態度を採ってしかるべきではなかろうもんか。

う〜〜ん。今日はちょっぴり真面目な内容だなあ。
こんな事で良いのだろうか。いや、いいに決まっているのだよ。むふぅ。
それにしてもよく考えてみると、当「雨谷の庵」に掲載されている雑文は、
すべて著作権放棄のコンテンツということにしてあるのであった。
つまり、商用・非商用を問わず、いかなる目的でこのサイトの雑文を
再利用・再配布しようと、それは全く自由なのである。
ということは、メールマガジンだろうが犯罪行為だろうがナンだろうが、
桧山某がこのサイトの雑文をどう使おうと全く問題ないであるな。

ということで、色々と悩み事がつきないようである。メールマガジンも。
悩んでいるのは私だけだというツッコミは、妥当すぎるので却下である。
まあ取りあえず桧山某が勝手にやるぶんには構わないだろう。
私は気にしないし責任も取らないし、もちろんお金は貸しません。
貸しませんとも、ええ、そんなお金は持っていないのですったら。むふぅ。
って、それは置いといて。
しかししかし、よくよく考えれば桧山某が自分で文章を書き、
自力でメールマガジンを発行すれば全く問題ないのではないだろうか。
そこのところはどうなっているのだ。桧山某。

「馬鹿だなおまえは。俺様は文章を書くのが嫌いなんだよ。
 そんな事も分からないのか」

なるほど、そりゃダメっすねぇ・・・って、納得してどうするか。私よ。
ということで、雨谷の庵メールマガジン化計画迷走中。むふぅ。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓