雨谷の庵

[0016] だからマイク○ソフト (1999/10/27)


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無知とは罪であるが、その当事者の行為はしばしば裏側から見ることに価値がある。

何だかうちの会社の上司がこんなことを雑談しているのを、耳にした。

「マイク○ソフトってすごいよね。コンサルタントを200人も募集してて、
 しかも合格者に300万円もあげちゃうんだから」

これは、マイク○ソフトが最近発表した「チャレンジボーナス300」とかいう
キャンペーンについての雑感であるらしい。
なんでも「Windows 2000によって新たに発生する専門的な技術コンサルティングへの
ニーズに対応するため」に「より多くの優秀な人材を確保する」のが目的なの
だそうだこのキャンペーンという奴は。
ネット上での記事とかを見ると、

「中途採用のために最大で6億円(200人採用時)も費やすというのは,
 おそらくマイク○ソフトにしかできない芸当だろう」(Z○Net)

とか書いてあったりもする。
何と言うか、爆笑もののネタである。
マイク○ソフトという会社は、いつもいつも新鮮な時事ネタを提供してくれることで
有名であるが、今回のネタは私的には大ヒットである。
中途採用の為に6億円というのは確かにマイク○ソフトならではという気もするが、
逆に言えば、そこまでしないと応募者が集まらないというのもマイク○ソフトならでは
といった感じで実に微笑ましい。
優秀な技術者を集めるつもりらしいが、300万円のお金につられて集まって
しまっちゃうような人物で、本当にいいのだろうか。
仕事への納得性であるとか、社会への貢献に対する関心度であるとか、
社会人として然るべき態度を身につけた人材が必要であるようにも思うのであるが。
特にマイク○ソフトに関しては。

ちなみに採用されてしまっちゃった人は、SQL ServerやBiz TalkやWindows 2000、
果てはActive Directoryとかいった名だたるベイパーウェアを相手に
さまざまな技術コンサルティング業務を担当しなければならないらしい。
まさに悪夢と言うより他はない。
御愁傷様である・・・って、まだ誰も受かってないか。
っていうか、受ける人いるの?
私なら、これを受けた時点でその人をとりあえず不合格にするけどな。

しかし物は考えようである。これは一つのチャンスであるかもしれない。
まず真っ先に思い浮かぶのは「300万円もらい逃げ攻撃」である。
反マイク○ソフトの有志を募り、200人のすべてに同志を送り込むのである。
で、300万円もらったら即転職するのである。
マイク○ソフトは純粋に6億円の損害を受けるし、合格者も嫌な仕事に回される前に
小銭を手にできてみんなハッピーではないか。
めでたしめでたしである。

もっといい案もある。
200人の同志を送り込むところまでは一緒であるが、300万円もらって
辞めるのではなく、そのままマイク○ソフトを乗っ取ってしまうのである。
なにせ優秀なコンサルタントが200人である。
今のマイク○ソフト社員など赤子の手を捻るようなものであろう。
これならマイク○ソフトは改革されていい会社になってしまうわけなので、
マイク○ソフト自身も我々一般庶民も皆幸せである。
めでたしめでたしである。大団円である。

と、ここまで考えて一つ問題があることに気づいた。
果たしてマイク○ソフトは優秀な技術者を見分けるだけの力量を
持っているのであろうか。
いくら有能な同志を送り込もうとしても、カスな人材しか採用されないようでは
我々の目論見は頓挫の憂き目に遭うだろう。
・・・そうか。だからマイク○ソフトはマイク○ソフトなのかもかもであるな。
奥が深い。

雨谷の庵は今日も雨。
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管理者:徳田雨窓